TUDORレンジャーのサイズ感が知りたい……
ケースやブレス、文字盤の質感はどう?
この記事をご覧になれば、カタログには載っていない「重量」も含め、レンジャーのスペックがすべてわかります。
あらゆる角度から撮影した画像によって、各部分の質感もきっとイメージしやすいでしょう。
レンジャーの評価や口コミもまとめているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次
レンジャー【79950】のサイズ感と重量
レンジャーのケースサイズは39mm、ケースの厚さは12mmです。
全体の重量は3コマ外した状態で約135g。
※あとで余りコマ込みで測ったところ、約146gありました。
ケースの上に、ぷっくり盛り上がった風防がレトロな雰囲気。
「薄くて着けやすい」という感覚もなければ、特に厚みを感じることもありません。
同じケースサイズのブラックベイ58と並べると、文字盤の面積によるところか、やや大きく感じます。
腕に乗せると適度に存在感があり、当初から大きすぎると感じることはありませんでした。
ケースとブレスの重量バランスは良く、着け心地についても特に不満はありません。
厚さ、大きさ、重量のどれをとっても「適度に存在感がある」という言葉が、このレンジャーにはしっくりきます。
どこにも物足りなさは感じられず、逆に使いにくさの原因になりそうな過剰な部分も見当たりません。
レンジャー【79950】の質感とデザイン
レンジャーのケースとブレスは、ほぼ全ての部分がサテン仕上げです。
言い換えれば、ポリッシュの部分が極めて少ないのが大きな特徴といえるでしょう。
スムースベゼルもサテン仕上げ。
そればかりかケースの側面も、ブレスに至ってはその全てがサテン仕上げになっています。
なんと着用時には見えない、バックルの細部までもがサテン仕上げという徹底ぶりです。
ポリッシュの部分が極めて少ないため、細かなキズは目立ちません。
何気に指紋が目立たないのも嬉しいところです。
文字盤はマットな質感のブラック。
インデックスは、スーパールミノバで描かれています。
黄緑がかったインデックスが、ツールウォッチとしての無骨さを表しているようです。
文字盤は、一切凹凸がない平面的なデザイン。
それがほぼサテン仕上げのみのケースやブレスと相まって、いかにも“道具”的な雰囲気を醸し出しています。
「RANGER」の表記しかないのは、おそらく視認性を考慮してのことでしょう。
そのせいで文字盤の空白が目立ち、やや間延びしたように見えてしまうのは気のせいでしょうか。
ベゼルのエッジだけは、ポリッシュ仕上げになっています。
ポリッシュの輝きが盛り上がった風防と共に、単調になりそうな見た目に変化と質感を与えているようです。
全体的に高級感は、あまりないかもしれません。
かといって、チープな印象も全くありません。
レンジャーが探検家をリスペクトしたツールウォッチであることを考えると、これが最良の仕様と理解するのが正しいように思います。
レンジャー【79950】の評価・評判
TwitterやInstagram、YouTubeのコメント欄には、レンジャーに関する書き込みが多く見られます。
- TUDORらしくて魅力的
- 圧倒的なコストパフォーマンス
- ヴィンテージ感のあるデザインがたまらない
- 39mmのサイズ感が良い
- 昔のエクスプローラー(ロレックス)のような見た目がカッコイイ
- 「道具感」が全面に出ていて、現行のロレックスにはない部分を補完してくれている
上記のようなポジティブなコメントが目立ちます。
- インデックスと針のデザインが好みではない
- 文字盤が平面的で安っぽく見える
- 34mmか36mmで出してほしかった
逆にネガティブなコメントも、チラホラとですが見受けられます。
とはいえ、数で言えばポジティブなコメントの方が圧倒的。
以上のことから、レンジャーは「評判がいい」「評価が高い」といって間違いなさそうです。
レンジャー【79950】の定価とスペック
Ref. | M79950-0001 |
---|---|
ケース | 39mmスチール製(サテン仕上げ) |
ベゼル | スチール製スムースベゼル(サテン仕上げ) |
風防 | ドーム型サファイアクリスタル |
ダイアル | ブラック |
リューズ/プッシャー | スチール製スクリュー式 |
ブレスレット | スチール製3列リング、「T-fit」セーフティキャッチ付きフォールディングクラスプ |
ムーブメント | 自動巻き、マニュファクチュールキャリバー MT5402(COSC) |
パワーリザーブ | 約70時間 |
防水性能 | 100m |
定価(国内正規販売価格) | 464,200円(税込)※2024年5月現在 |
レンジャーにはブレスレットのモデル(M79950-0001)の他に、下の2種類のバリエーションが存在します。
- レザー&ラバーライニングのストラップ(M79950-0002)
- ファブリックストラップ(M79950-0003)
定価はどちらも419,100円(税込)です。 ストラップのみを追加でオーダーして、付け替えを楽しむこともできます。
レンジャー【79950】は性能とコスパも抜群な時計
レンジャーのブレスレットは、昨今のチューダーのモデルにありがちなリベットブレスではありません。
防水性能もブラックベイシリーズよりは劣る100m防水です。
ツールウォッチであるが故に
- 洗練
- 都会的
- ラグジュアリー
といった雰囲気も、レンジャーにはありません。
ただ、工具無しで簡単に8mmの長さを5段階で調節できる「T-fit セーフティキャッチ付きフォールディングクラスプ」は、どんな腕にもしっかりフィットします。
T-fitはブラックベイ58のブロンズ(M79012M-0001)やブラックベイプロ(M79470-0001)など、まだチューダーの限られたモデルにしか採用されていまん。
搭載するマニュファクチュールキャリバーMT5402は、約70時間のパワーリザーブで、クロノメーター認定を取得しているムーブメントです。
クロノメーター認定の基準が日差-4秒〜+6秒であることからも、その精度の高さには信頼がおけます。
これだけのスペックを有していながら464,200円(税込)という価格設定は、どう考えても魅力的です。
以上のことから、レンジャーはそのコンセプトやキャラクターさえ理解していれば、手に入れてまず後悔することは考えられないモデルです。