【レビュー】復活したキングセイコーの2022年新作モデルを手放しで称賛したい5つの理由

60余年の時を経て、2022年7月8日にキングセイコーのレギュラーモデルとして正式にリリースされたSDKSシリーズ。

※セイコーブティックでは、そのおよそ5カ月前(2022年2月18日)に先行販売というかたちで発売されていました。

筆者にとってこのSDKSは、一言でいえば「毎日でも身に着けたいほどお気に入りの時計」。

あまりにも気に入りすぎて、冒頭の画像の通り色違いで2本(SDKS003とSDKS009)を購入してしまったほどです。

では、なぜそこまでこのSDKSに惚れ込んでしまったのか・・・

この記事ではそのあたりの理由を中心に、キングセイコーの歴史や魅力、他のオーナーらによる口コミや評判についてもご紹介していくことにしましょう。

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キングセイコーの歴史と復活したSDKSシリーズとは

キングセイコーSDKS003の画像

1961年に登場した初代キングセイコーは、その前年に生まれたグランドセイコーと共にセイコーの上級ラインを担うコレクションでした。

両者は同じ会社でありながらも、グランドセイコーは諏訪精工舎(長野県)、キングセイコーは第二精工舎(東京亀戸)という別々の工場で製造され、互いに技術と品質を競い合う良きライバル関係にあったようです。

外装からムーブメントに至るまで、全てにおいて最高を追求するのがグランドセイコー。

対して、キングセイコーは既存品をブラッシュアップすることで、より実用性と手軽さを実現するのが使命だったのかもしれません。

そんな両者の方向性の違いは、グランドセイコーが25,000円、キングセイコーが15,000円という当時の販売価格にも如実に反映されていました。

とはいえ、その頃の大卒国家公務員の初任給が12,000円だったことを鑑みれば、キングセイコーも十分に高級品であったことは疑いようのない事実です。

キングセイコーSDKS003の画像

そんなキングセイコーが1965年に世に送り出した第2世代の「KSK」が、この度見事“復活”を果たしたSDKSのベースになったモデルです。

KSKは、エッジの効いた直線的なデザイン、防水性の高いケース、ハック機能(リューズを引き出すと同時に秒針が止まる機能)などが当時としては画期的なモデルでした。

それら3つのKSKの大きな特徴は、SDKSにもしっかりと受け継がれています。

SDKSシリーズを手放しで称賛したい5つの理由

キングセイコーSDKS003の画像

ここからは「SDKSのココが素晴らしい!」という部分を5つご紹介します。

  • オンオフ使えて飽きの来ないヴィンテージ風のデザイン
  • 手にして初めてわかる質感の高さ
  • 過不足のない絶妙なケースサイズ
  • 7連ブレスの快適な着け心地
  • 普段使いに最適な極めて実用的なスペック

といっても、どれも筆者が個人的に感じていることなので、引き続きサラッと読み進めてみてください(^^)

オンオフ使えて飽きの来ないヴィンテージ風のデザイン

キングセイコーSDKS003の画像

一見シンプルなSDKSのデザインは、オンオフ問わずどんなシーンにもマッチします。

嫌味がないので、ビジネスシーンや目上の人と接する機会でも気兼ねなく着用できるでしょう。

太く力強ささえ感じられるラグは、ベースになったKSKのデザインを踏襲したもの。

盛り上がったボックス型の風防も、ヴィンテージの雰囲気を演出するのに一役買っているようです。

立体感のあるシルバーのインデックスと時針と分針、裏蓋とリューズに刻まれた盾のマークなど、シンプルな中にもキラリと光る個性が随所に盛り込まれています。

手にして初めてわかる質感の高さ

キングセイコーSDKS009の画像

SDKSは、パッと見のデザインと機能が極めてシンプル。

おまけにケースサイズも小さめなので、正直店頭ではあまり目立たない存在です。

クロノグラフやダイバーズウォッチのような派手さもないので、その魅力にまだ気付いていない人も非常に多いと思われます。

しかし、一度手に取ってみれば、きっとその質感の高さに驚くことでしょう。

エッジの効いたケースとブレス、針や文字盤の仕上げの美しさは惚れ惚れするほど。

ポリッシュとサテンの巧みな使い分けによって、立体感や高級感も強調されているように感じられます。

過不足のない絶妙なケースサイズ

キングセイコーSDKS003の画像

37mmのケースサイズは、多くの日本人男性の腕にジャストフィット。

37mmと聞くと反射的に「小さい」と思うかもしれませんが、前述の通り太く力強ささえ感じられるラグや、存在感のあるブレスのおかげで、全くと言っていいほど物足りなさを感じることはありません。

12.1mmあるケースの厚さに関しては、当然シャツの袖に収まらないなどの不具合はないものの、使い勝手という観点からすれば、もう少し薄いのが望ましいところ。

ただ、このケースの厚みもラグやブレスの存在感と同様に、SDKSのキャラクターにはマッチしているように感じられます。

7連ブレスの快適な着け心地

キングセイコーSDKS003の画像

7連ブレスは質感とデザイン性に優れ、さらに着け心地もGood!

サラッと滑らかに手首を包み込むような感触があり、ストレスどころか心地よささえ感じるほどです。

両開きのバックルは、最初だけ少し操作に戸惑ったもののすぐに慣れてしまいました。

バックルの表面は出っ張りがなくフラットなため、その点も使いやすくて気に入っています。

普段使いに最適な極めて実用的なスペック

キングセイコーSDKS003の画像

ボックス型の風防は耐傷性に優れたサファイアクリスタル、防水性能は日常生活用強化防水(10気圧)、ムーブメントは約70時間のパワーリザーブといった具合に、SDKSは現代的かつとても実用性の高いスペックです。

さらに、内面無反射コーティングにより視認性が高いのはもちろん、内面のみのコーティングなので剥がれの心配がないのも密かに嬉しいポイントです。

日付表示すらない三針時計で、しかもリューズはプッシュ式のため、時刻合わせは極めて簡単。

リューズを引く際は当然「何段階」など気にする必要もなく、時刻を合わせたらあとはリューズを押すだけでOK!

手巻き機能も付いているので、リューズを時計回りに動かすことでゼンマイを巻き上げることもできます。

巷で聞くムーブメントに対するネガティブな評価について

キングセイコーSDKS003とSDKS009の画像

SDKSには、上記で解説したポジティブな評価ばかりではなく、ネガティブな評価も一部ではあるのが事実です。

そのネガティブな評価とは、全てムーブメントに関することといっても過言ではありません。

具体的には、SDKSに搭載される「6R系」のムーブメントは、一部の10万円以下のモデルにも採用されているため、

  • 6R搭載でこの価格設定はありえない
  • 記念すべきキングセイコーの復活モデルなのだから、それに相応しい上位のムーブメントにしてほしかった

といったような声は少なくありません。

また、6R系の精度自体に不満があるといった声も、多少なりとも聞かれるところです。

キングセイコーSDKS003の画像

ちなみに、筆者はムーブメントにはあまりこだわりがないため、上記のような評価もそれほど気にはなりません。

それよりも、キングセイコーのネームバリューや、SDKSのデザイン、質感、サイズ感、着け心地などが気に入ったので、迷うことなく購入しました。

もちろん、ネガティブな評価も真っ当な評価だと思いますので、あとはユーザー自身がそれぞれの物差しでSDKSの価値を判断することが大切なような気がします。

SDKSシリーズに関する他のユーザーの口コミ・評判


SNSの投稿では、レトロなデザインやサイズ感がいいという評価が比較的多く見られました。

SDKSシリーズのスペック一覧

キングセイコーSDKS003とSDKS009の画像

ムーブメント
キャリバーNo 6R31
駆動方式 メカニカル 自動巻(手巻つき)
精度 日差+25秒~-15秒
駆動期間 最大巻上時約70時間持続
石数 24石
機能 秒針停止機能
ケース・バンド
ケース材質 ステンレス
ケースサイズ 厚さ:12.1mm
横:37.0mm
縦:43.6mm
ガラス材質 ボックス型サファイア
ガラスコーティング 内面無反射コーティング
中留 ワンプッシュ両開き方式
腕周り長さ(最長) 197.0mm
時計仕様
防水 日常生活用強化防水(10気圧)
耐磁 あり
重さ 129.0g
その他特徴 スクリューバック

出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/kingseiko

まとめ

キングセイコーSDKS003とSDKS009の画像

キングセイコーのSDKSシリーズは、以下の5つの理由から筆者はとても気に入っています。

  • オンオフ使えて飽きの来ないヴィンテージ風のデザイン
  • 手にして初めてわかる質感の高さ
  • 過不足のない絶妙なケースサイズ
  • 7連ブレスの快適な着け心地
  • 普段使いに最適な極めて実用的なスペック

その一方で、ムーブメントにはネガティブな評価も少なからず存在するので、購入を検討する際はそれぞれの物差しでSDKSの価値を判断することが、とても大切なのではないでしょうか。

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T.A.
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