昨今話題のTUDOR(チューダー)の中でも、1、2の人気を争うブラックベイ58のブルー文字盤(79030B)
そんな79030Bを『腕時計レンタルサービスならKARITOKE』でレンタルしたので、ケースの厚さや大きさ、使用感についてレビューします。
目次
ブラックベイ58(79030B)の厚さや大きさは?
ブラックベイ58にはこの79030Bと、色違いのモデル(79030N)があります。
どちらもケースの厚さは約12mm、ケースの幅(大きさ)は39mmです。
ちなみに、ブラックベイには他にも41mmサイズの79230Bや、GMTの79830RBなど人気モデルがいくつもあります。
参考までに、79230Bと79830RBのケースの厚さと幅もチェックしてみましょう。
Ref. | 厚さ | 幅 |
---|---|---|
79230B | 約15mm | 41mm |
79830RB | 約15mm | 41mm |
この2つと79030Bを比較すると、79030Bのほうが厚さは約3mm、幅は2mm小さいのがわかります。
この小ぶりなサイズ感こそ、79030Bの最大の特徴と言えるかもしれません。
実際に付け比べたり、横に並べたりすると、おそらく数値以上にサイズの違いを感じるでしょう。
特に39mmの幅は、昨今の一般的なダイバーズウォッチと比較しても小さいほうです。
手首周り17cmの私の腕には、ジャストサイズといった感じ。
ラグも完全に腕の中に収まっているので、決して大きすぎることはありません。
パネライのような大型ケースに慣れている人には、多少物足りなさを感じるかもしれません。
ただ、標準的な日本人の腕には非常に馴染みやすく、見た目にも使い勝手にも優れたサイズといえるのではないでしょうか。
シャツの袖にもすんなりと収まります。 職種にもよりますが、これならビジネスシーンでも問題なく使えそう。
重量は約133g(余りコマ分は含まない)で、気になるような重さではありません。
むしろ、適度に重量感があって、それが高級感や所有することの満足感にも繋がりそうです。
腕に乗せた瞬間のステンレスの少しヒンヤリとした感触も心地いいです。
ケースとブレスの重量バランスも、抜群といった感じ。
多少腕を振ってもケースの重みでグラグラすることがないので、安定感も申し分ありません。
このストレス知らずの使い心地によって、使用頻度も自然と高くなりそうです。
ブラックベイ58(79030B)の評価・評判
Tudor58 #79030b を購入しました。今年は一本だけと決めていましたが、サイズ感・カラーリングともに今、所有している時計の隙間を見事に埋めてくれた一本でした。#tudor#チューダー pic.twitter.com/Ydb4pI9Da3
— WatchBear (@Watch_Bear_) July 4, 2020
もういっちょ。今日、つまり7月1日の16時に販売開始です。チューダー「ブラックベイ58」の新作。実用時計として隙がないくせに、NATOを付けやすいようバネ棒の位置をさげたりと、配慮がいちいち細かい。 pic.twitter.com/VSTe8opxFQ
— 広田雅将(まさし4.0α) (@HIROTA_Masayuki) July 1, 2020
チューダー ブラックベイ58、ブルーを購入しました! 爽やかな色、そしてサイズ感もお気に入り☺️#TUDOR #BlackBay58 pic.twitter.com/ji2jXfMosi
— すけ (@sukesuke_watch) March 13, 2022
TUDOR Black Bay 58 79030B
2020年の新作ブラックベイ フィフティ・エイトになります。 ダイバーズウォッチながら39MMの使いやすいサイズ感に ネイビーブルーの文字盤がマッチし人気の時計となっています。https://t.co/llpA3ygFNT pic.twitter.com/TH6LjqPMvT — まじめなとけいや かめ吉 (@majime_kame) December 17, 2020
次買う時計はTudor Blackbay 58。サイズよし、クオリティよし、ネームバリューもそこそこよし。細い手首にこれ以上のサイズの時計はダサすぎる。日本人でパネライしてる人、ほとんどサイズ感合ってない。
— YASUSHI FOTO (@tanuki_pilot) July 9, 2020
79030Bを購入した人も、購入を検討している人も、やはりサイズ感に対する高評価が多いですね。
他にも実用性、カラーリング、ブランドのネームバリューなど、トータルで良いといった声も。
79030Bは発売から現在まで、ずっと並行相場が国内定価を超えているので、その点だけを捉えても常に人気があることがわかります。
チューダーの価格はロレックスのおよそ半分ですが、そのチューダーの中でも79030Bは価格的には買いやすいモデル(40万円台前半)です。
当然、人気の背景にはその価格も大きく関係しているはずです。
ブラックベイ58(79030B)の注目ポイント
- ダイバーズウォッチとして十分な機能
- 高性能の自社製キャリバーMT5402を搭載
- レトロダイバーズを彷彿とさせる風防とブレス
それらについて、以下に詳しく解説します。
ダイバーズウォッチとして十分な機能
防水性能は200m。
スチール製のベゼルは、逆回転防止機能付きです。
また、針と文字盤は非常に見やすく、風防の反射や映り込みも全くと言っていいほど気になりません。
さらに、ブレスの作りも屈強で、コマ1つ1つも厚みがあって頼もしさすら覚えるほどです。
高性能の自社製キャリバーMT5402を搭載
搭載している自社製キャリバー「MT5402」のパワリザーブは約70時間。
最大で約3日間稼働し続けるスグレモノです。
また、文字盤にクロノメーター認定取得の表示がある通り、精度の高さも折り紙付きです。
レトロダイバーズを彷彿とさせる風防とブレス
風防にはドーム型サファイアクリスタル、ブレスレットにはリベット風ブレスが採用されています。
どちらもレトロダイバーズを彷彿とさせる雰囲気が魅力。
特に風防は横から見ると丸みを帯びているのがハッキリとわかり、その曲線を眺めながらついうっとりしてしまうことも。
その風防が耐傷性に優れたサファイアクリスタルである点も、評価に値するところです。
ブラックベイ58(79030B)の惜しいところ
- ベゼルがスチール製
- リューズガードが無い
ベゼルがスチール製
昨今10万円台のダイバーズウォッチにも、ベゼルにセラミック素材が使われていることは珍しくありません。
それに対して、40万円オーバーの79030Bのベゼルがスチール製というのは、少し寂しい気がします。
スチールはセラミックに比べ傷が付きやすく、経年による色褪せも気になるところ。
見た目の高級感でも、スチールはセラミックには遠く及びません。
リューズガードが無い
79030Bのリューズはサイズが大きめ。
しかも、リューズガードが無いため操作はしやすいです。
ただ、リューズに強い衝撃が加わった時に、折れてしまうリスクも持ち合わせています。
また、手をついた時にリューズが手の甲に食い込むことがあり、その点は使用感として快適とはいえません。
とはいえ、仮にベゼルをセラミックにし、リューズガードも有りにしたら、おそらくブラックベイのコンセプトとはかけ離れてしまうでしょう。
また、SS製のダーイバーズでセラミックベゼルというと、本家ロレックスのサブマリーナとキャラが被ってしまいます。
ブラックベイ58(79030B)の定価とスペック
Ref. | 79030B |
---|---|
ケース | 39mmのスチール製ケース、ポリッシュ&サテン仕上げ |
ベゼル | スチール製逆回転防止ベゼル |
風防 | ドーム型サファイアクリスタル |
ダイアル | ブルー |
リューズ | スチール製スクリュー式リューズ、チューダーローズの刻印、円形サテン仕上げのスチール製リューズチューブ |
ブレスレット | リベット付きスチール製ブレスレット、ポリッシュ&サテン仕上げ、フォールディングクラスプ&セーフティキャッチ |
ムーブメント | 自動巻き、自社製キャリバーMT5402(COSC) |
パワーリザーブ | 約70時間 |
防水性能 | 200m |
定価(国内正規販売価格) | 504,900円(税込)※2023年8月現在 |
ブラックベイ58(79030B)のレビューまとめ
ブラックベイ58のケースの厚さは約12mm、幅は39mmです。
その小ぶりなサイズ感こそが、最大の特徴なのかもしれません。
また、ダイバーズウォッチとして十分な機能性があり、ムーブメントも高性能、レトロダイバーズを彷彿とさせる風防やブレスも注目に値するポイントです。
セラミックベゼルのダイバーズのように、さすがにキラキラした派手さはありません。
ただ、そんな派手さを重視しない限り、これ以上魅力的なダイバーズは他を探しても、そうそう見つからないのではないでしょうか。