「30万円で買えるハイスペックのダイバーズウォッチといったら、どんなモデルがある?」
そんな疑問にお応えするために、実売30万円台で買えるおすすめのダイバーズウォッチを5本厳選してご紹介します。
これまでに30本近くを所有してきました。
以下にご紹介するのは防水性であったり、ムーブメントの連続駆動可能時間であったりと、どれも何らかの性能に秀でたものばかり。
さらに、巷でも人気のあるモデルだけを厳選したので、ぜひ最後までチェックしてください。
目次
30万円で探すハイスペックダイバーズウォッチ5選
以下に、その詳細について解説していきます。
ロンジン レジェンドダイバー(Ref.L3.774.4.50.6)
ロンジンレジェンドダイバーは、1960年代の名品を復刻したダイバーズウォッチ。
2007年の発売以来、常に安定した人気を誇る同社を代表するモデルの1つです。
ケースのサイズや素材、ダイアルのカラー違いなど複数のバリエーションが用意されており、ベルトもステンレス、レザー、ラバーなどから選ぶことが可能です。
その中で特に人気があり、最も汎用性に優れたモデルというと、このRef.L3.774.4.50.6が挙げられます。
42mmのケースサイズは存在感抜群。
ステンレス製のミラネーゼブレスは使い勝手に優れ、この時計が持つノスタルジックな魅力をより一層引き立てています。
ムーブメントのCal.L888は、約72時間というロングパワリザーブなので、2~3日は放置していても時刻調整をせずに使い続けることが可能です。
防水性能は300mという本格派なので、実際にダイビングで使用するにも十分な機能を兼ね備えています。
素材 | ステンレススチール(ケース・ブレス)/サファイヤクリスタル(風防) |
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ケースサイズ | 42mm(幅)/12.7mm(厚さ) |
文字盤カラー | ブラックラッカー(ポリッシュ) |
ムーブメンメント | 自動巻 Cal.L888 |
パワーリザーブ | 約72時間 |
防水性能 | 300m |
定価 | 358,600円(税込) |
セイコー プロスペックス(Ref.SBDX023)
国産のダイバーズウォッチに目を向けるなら、やはり真っ先にチェックすべきなのはセイコーのプロスペックスシリーズです。
セイコーのダイバーズウォッチには、1965年の誕生以来50年以上に渡って積み重ねられてきた進化の歴史があります。
このRef.SBDX023は、「マリーンマスタープロフェッショナル」というカテゴリーに属する、文字通りプロ仕様のモデルです。
15.4mmもあるケースの厚さは、この時計が持つ高い防水性と堅牢性の証。
ケースとブレスが重くて普段使いにはやや不向きという側面もありますが、一方でプロの計器を身に着けているという満足感も得られるはずです。
ムーブメントのCal.8L35は、日差+15秒~-10秒という高精度。
その他に、ベルトには耐傷性に優れたセラミックを使用、ブレスにはウエットスーツの上からでも装着できるワンプッシュダイバーアジャスター方式を採用、といった点などが特徴として挙げられます。
素材 | ステンレススチール(ケース・ブレス)/セラミックス(ベゼル)/サファイア(風防) |
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ケースサイズ | 44.3mm(幅)/15.4mm(厚さ) |
文字盤カラー | ブラック |
ムーブメンメント | 自動巻 Cal.8L35 |
パワーリザーブ | 最大約50時間 |
防水性能 | 300m |
定価 | 352,000円(税込) |
タグホイヤー アクアレーサー(Ref.WAY201F.BA0927)
アクアレーサーは、主に20~30代の男性に人気のタグホイヤーのダイバーズウォッチです。
タグホイヤーの中では比較的リーズナブルな価格設定と、スポーティーなデザインが魅力。
こちらは、既に生産終了になっているものの、人気の青赤ベゼルとGMT機能を搭載したモデルです。
GMT機能は時針が2本あることで、現在いる場所とそれ以外のタイムゾーンの2つの時刻を瞬時に読み取ることができます。
2色のベゼルと43mmの大型ケースが、日常生活、旅行先、海の中など様々な場面でその存在感をアピールします。
ダイヤルのデザインは、マリンデッキを思わせるホリゾンタルライン(水平方向に入った縞模様)が入っているのが特徴。
針とインデックスには特別仕様の夜光塗料マーカーを塗布することで、暗所や水中での視認性が高められています。
防水性能は300mという本格派なので、ダイビングでの使用も可能です。
素材 | ステンレススチール(ケース・ブレス・ベゼル)/サファイヤクリスタル(風防) |
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ケースサイズ | 43mm(幅)/13mm(厚さ) |
文字盤カラー | ブラックのサンレイ加工サテン仕上げ |
ムーブメンメント | 自動巻 キャリバー7 |
パワーリザーブ | 50時間 |
防水性能 | 300m |
旧定価 | 456,500円(税込) |
オリス アクイスデイトキャリバー400(Ref.01 400 7763 4135-07 8 24 09PEB)
自社開発の超高性能ムーブメントCal.Oris400を搭載し、価格は30万円台(発売当時)に抑えられたことで、発表と同時に話題をさらったのがこのオリス アクイスデイトキャリバー400です。
Cal.Oris400は、120時間というロングパワーリザーブに加え、10年間メンテナンス無しで安定した精度を保てるのが売り。
正にオリスの技術力と圧倒的なコスパの良さが際立ったムーブメントといえます。
さらに、ベゼルには耐傷性に優れたセラミックを使用。
愛用者からはケース、ブレス、ダイアルに至るまで「質感がとても美しい」といった評価が多く聞かれます。
バリエーションは、現在のところ全8種類。
ケースサイズは41.5mmと43.5mm、ダイアルはブルーとグリーンとアンスラサイト、ベルトはステンレススチールとラバーが用意されています。
素材 | ステンレススチール(ケース・ブレス)/セラミック(ベゼル)/内面無反射コーティングを施した両面ドームシェイプのサファイア(風防) |
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ケースサイズ | 43.5mm(幅)/約13.5mm(厚さ) |
文字盤カラー | ブルー |
ムーブメンメント | 自動巻 Cal.Oris400 |
パワーリザーブ | 120時間 |
防水性能 | 300m |
定価 | 489,500円(税込) |
ジン(Ref.603.EZM3)
ジンは1961年創業のドイツの時計メーカー。
ジンの正式な社名は「ジン スペツィアルウーレン」で、日本語にすると「ジン特殊時計会社」という意味です。
その名の通り、ジンの時計はどれもプロが使用するためのハイスペックで特殊なモデルばかり。
このRef.603.EZM3も、ドイツ警察特殊部隊のために開発されたダイバーズウォッチです。
Ref.603.EZM3は圧倒的な防磁性能や、ドライテクノロジーによる除湿機構を兼ね備えています。
さらに、特殊なオイルを使用することで、温度が-45℃から+80℃という広範囲で過酷な環境でも精度が保たれるように作られています。
500mという防水性も圧倒的。
もはや時計というよりは、計器と呼ぶのが相応しいモデルです。
素材 | ステンレススチール(ケース・ブレス)/両面無反射サファイアクリスタル(風防) |
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ケースサイズ | 41mm(幅)/12.3mm(厚さ) |
文字盤カラー | ブラック |
ムーブメンメント | 自動巻 Cal.SW200-1 |
パワーリザーブ | 38時間 |
防水性能 | 500m |
定価 | 440,000円(税込) |
この記事のまとめ
今回ご紹介した中で、ロンジン レジェンドダイバー(Ref.L3.774.4.50.6)、セイコー プロスペックス(Ref.SBDX023)、オリス アクイスデイトキャリバー400(Ref.01 400 7763 4135-07 8 24 09PEB)の3つについては、ダイアルのカラー違いなどバリエーションが豊富にあります。
そのため、気になったら、他のバリエーションもチェックしてみてはいかがでしょうか。
同様に、タグホイヤーのアクアレーサーも30万円台で買えるモデルが他にもいくつか存在します。
他の価格帯に目を向けることで、意外にお気に入りが見つかることもあるかもしれません。