かつて存在したアンティークモール銀座が、ビルの建て壊しに伴い姿を消したのは2020年のこと。
OLD&NEWは、元々そのアンティークモール銀座に店を構え、人づてで人気を博していたアンティークショップ。
現在はそこから目と鼻の先にあるビルの2Fで、アンティークの変わらぬ魅力を伝え続けています。
この度、そんなOLD&NEWをお邪魔して、お店のこだわりやレアな逸品の数々を見せていただきました。
記事の後半では、マニア垂涎の貴重なアンティークウォッチのご紹介もあるので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
銀座のアンティークショップ『OLD&NEW』とは
OLD&NEWは、アンティークモール銀座にあった頃も含めると、20年近くの歴史があるアンティークの専門店です。
現在の場所にお店をオープンしたのは、2020年11月のこと。
店主はかつて、アメトラファッションの草分け的存在の超有名ブランドに勤務していたそう。
店内には、当時店主自らがニューヨークのアンティークショップを歩き回って買い集めた貴重なアイテムたちが並んでいます。
その取扱品目は、以下の10種類にも及んでいます。
- 男女腕時計
- 懐中時計
- 懐中時計用チェーン
- ウォッチバンド
- カフリンクス
- ペン
- ライター
- リング
- ピンバッジ
- パヒュームアトマナイザー
特に人気なのはK9金無垢のシグネットリングで、それを目当てに年齢性別問わずファッション感度の高い人たちがよくお店を訪れるそうです。
シグネットリングは、OLD&NEWのインスタグラムでもよく紹介されています。
アンティークウォッチの品揃えは、ロレックスもありますが、そこはアメトラおよび「made in USA」をこよなく愛する店主なだけに、エルジン、ロンジン、ハミルトンなどが中心。
とても貴重なアバクロンビー&フィッチの時計もあります。
ケースは丸形だけでなく、四角が多いのもOLD&NEWの品揃えの特徴。
年代は専ら1950年代以前のものばかりで、それ以降の個体は形などにこだわりがなくなってしまっているので、あまり興味も沸かないのだとか。
時計のナイロンストラップや、メッシュストラップの品揃えもかなり豊富です。
ナイロンストラップは3,000円、メッシュストラップは4,000円という一律の価格設定ですが、中には珍しい掘り出し物も存在するそう。
特にアンティーク好きであれば、中からどんな逸品が飛び出すのか、きっと宝探しのような感覚で買い物を楽しめるでしょう。
OLD&NEWの品揃えは生粋の時計店とは違って、ファッションを軸にしているからこそ、より感性に響くという人も多いのではないでしょうか。
『OLD&NEW』で見つけた貴重なアンティーク時計6選
ここではOLD&NEWで取り扱いのあるアンティークウォッチの中から、特に筆者が惹かれた6本をご紹介します。
ROLEX(ロレックス)
1940年代製と推測される個体
K9金無垢
¥680,000
HAMILTON(ハミルトン)
14金ホワイトゴールドフィルド
17石
¥158,000
HAMILTON(ハミルトン)
1954年製
ILLINOIS(イリノイズ)とのダブルネーム
自動巻き
¥93,000
LOAD ELGIN(ロードエルジン)
1957年製
14金ゴールドフィルド
21石
日本では「鉄仮面」と呼ばれているモデル
価格は要問い合わせ
Abercrombie&Fitch(アバクロンビー&フィッチ)
1940年代製
ゴールドフィルド
17石
ケースサイズ33mmのクロノグラフ
¥398,000
GRUEN(グリュエン)
1920年代製
14金ホワイトゴールドフィルド
17石
¥138,000
気になる時計の詳細については、まずは電話かメールで問い合わせてみてはいかがでしょうか。
その後お店へ足を運んで、実物をチェックするも良し。
店内には、他にもたくさんの見応えのある時計が並んでいましたよ。
※上記価格は、全て筆者がお店を訪れた時のものです。
『OLD&NEW』の店舗情報
店名 | OLD&NEW Antiques/オールドアンドニュー アンティーク |
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所在地 | 東京都中央区銀座1丁目19-12 八木ビル2階A室 |
営業時間 | 11:00~19:00 |
URL | http://www.oldandnew-web.com/ |
アクセス | ■ 東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」10番出口より徒歩3分 ■ 都営浅草線「宝町駅」A1番出口より徒歩3分 ■ 都営浅草線・東京メトロ日比谷線「東銀座駅」A7番出口より徒歩5分 ■ 東京メトロ日比谷線・丸ノ内線・銀座線「銀座駅」A13番出口より徒歩8分 |