2020年12月に発売されたアンダーン(UNDONE)のテラ(TERRA)。
ヴィンテージ且つミリタリーっぽいデザインと、クラシックタルタルーガ(亀)型のケースが印象的なコレクションです。
そんなテラの特徴について、ありのままに書いていきます。
テラ(TERRA)の魅力
- 男女共に使用できるユニセックスモデル
- 軽量で快適な付け心地
- 実用的且つ魅力的なスペック
- 機械式時計を手頃な価格で楽しめる
以下に、それぞれの魅力について解説します。
男女共に使用できるユニセックスモデル
テラのケースサイズは37mm。
37mmは男性にとってはやや小ぶりで、女性にとってはやや大きめのサイズ感です。
ペアで身に付けてもOKですし、2人で1本を共有するといった使い方も可能ですね。
サイズに気を配る以外にも、カラーや質感の違うバリエーションも取り揃えることで、より男女共に使いやすいコレクションに仕上がっています。
軽量で快適な付け心地
タルタルーガ(亀)型のケースは見た目が個性的なだけでなく、手首を包み込むようなホールド感にも特徴があります。
12.8mmのケース厚は、機械式時計としては控えめ。
ケースの重量も58gと軽いほうなので、どんなシーンで身に付けていても違和感やストレスを感じることは無さそうです。
実用的且つ魅力的なスペック
風防には耐傷性に優れたサファイアクリスタルが使用されています。
サファイアクリスタルは、ダイアモンドに次ぐ硬さがあるといわれています。
そのため、普通に使っていたら、まず風防に傷が付くことはありません。
針とインデックスには、2色の蓄光加工が施されています。
日中溜めた光のエネルギーを暗闇で解き放つことで、暗闇でも時刻を正確に読み取ることができます。
50m防水(生活防水)のため、手や顔を洗う時などに、わざわざ外す必要もありません。
機械式時計を手頃な価格で楽しめる
テラが搭載しているのは、TMI(SEIKO)製のCal. NH35という機械式自動巻きムーブメントです。
Cal.NH35は、毎時21,600振動で、40時間のパワーリザーブを誇ります。
精度については、常温の環境下では日差最大40秒程度といわれています。
これはテラの価格が4~5万円台ということを考えれば、十分に納得のムーブメントといえるのではないでしょうか。
しかも、ケース裏面がシースルーになっているので、ムーブメントの動きを堪能することが可能です。
テラ(TERRA)のラインナップ(既製品モデル)
- TERRA DAYBREAK
- TERRA DAYBREAK SUEDE
- TERRA NIGHTFALL (LIMITED EDITION)
以下に、その特徴やスペックなどをまとめてみました。
TERRA DAYBREAK
出典:https://undone.co.jp/
ストラップにグレーのカーフを採用したモデル。
カーフとは仔牛の革のことで、キメが細かく柔らかいのが特徴。
ダイアルのヴィンテージの雰囲気と非常によくマッチしています。
TERRA DAYBREAK のスペック
材質 | 316Lステンレス(ケース)/サファイアクリスタル(風防) |
---|---|
ケースサイズ | 37mm(幅)/12.8mm(厚さ) |
ケース重量 | 58g |
ムーブメント | TMI NH35A/NH39(SEIKO Manufacturing H.K. Limited) |
駆動方法 | 機械式自動巻き (21,600振動/時) |
時刻精度 | 平均日差 ±20~40秒 (常温時) |
防水性能 | 50m/5ATM (生活防水) |
ベルト幅 | 20mm |
腕周り | 14~19cm |
定価 | 47,410円(税込) |
TERRA DAYBREAK SUEDE
出典:https://undone.co.jp/
こちらは、ライトブラウンのスゥエードを採用したモデル。
カジュアルな色目と、柔らかくて温かみのある質感が、女性の腕にもピッタリと嵌りそう。
心なしかダイアルも、明るく見えるような印象があります。
TERRA DAYBREAK SUEDE のスペック
材質 | 316Lステンレス(ケース)/サファイアクリスタル(風防) |
---|---|
ケースサイズ | 37mm(幅)/12.8mm(厚さ) |
ケース重量 | 58g |
ムーブメント | TMI NH35A/NH39(SEIKO Manufacturing H.K. Limited) |
駆動方法 | 機械式自動巻き (21,600振動/時) |
時刻精度 | 平均日差 ±20~40秒 (常温時) |
防水性能 | 50m/5ATM (生活防水) |
ベルト幅 | 20mm |
腕周り | 14~19cm |
定価 | 47,410円(税込) |
TERRA NIGHTFALL (LIMITED EDITION)
出典:https://undone.co.jp/
100本限定で登場したTERRA NIGHTFALLは、ケースにPVD加工が施されています。
漆黒のダイアルに赤の針とインデックスが映える、クールなデザインのモデル。
ストラップの素材は、ブラックのコーデュラです。
TERRA NIGHTFALL (LIMITED EDITION) のスペック
材質 | 316Lステンレス(ケース)/サファイアクリスタル(風防) |
---|---|
ケースサイズ | 37mm(幅)/12.8mm(厚さ) |
ケース重量 | 58g |
ムーブメント | TMI NH35A/NH39(SEIKO Manufacturing H.K. Limited) |
駆動方法 | 機械式自動巻き (21,600振動/時) |
時刻精度 | 平均日差 ±20~40秒 (常温時) |
防水性能 | 50m/5ATM (生活防水) |
ベルト幅 | 20mm |
腕周り | 14~19cm |
定価 | 53,460円(税込) |
テラ(TERRA)の気になる所(デメリット)
- クォーツよりも精度が劣りメンテナンスコストもかかる
- ストラップにステンレス製のベルトが存在しない
- デイト(日付)機能がない
以下に、それぞれについて解説します。
クォーツよりも精度が劣りメンテナンスコストもかかる
クォーツ(電池式)の時計なら日差は数秒、電波時計なら日差は無いに等しいでしょう。
しかし、テラは機械式で、日差は平均で ±20~40秒。
精度を求める人には向いていません。
また、これは全ての機械式時計にいえることですが、テラも使い続けるためには、いずれ必ずメンテナンスが必要になります。
メンテナンス代もクォーツや電波時計に比べて、高額になることが予想されます。
長く愛用するには、それなりの維持費も覚悟しなければなりません。
ストラップにステンレス製のベルトが存在しない
時計のストラップとして最も耐久性に優れ、メンテナンスもしやすいのはご存知の通りステンレスです。
しかし、テラには既製品モデルにも、カスタマイズをする場合にも、ステンレス製ベルトという選択肢がありません。
一番使い勝手のいいステンレス製ベルトがないのは、少々残念と言わざるを得ません。
ただ、テラのストラップとして用意されているのは、既製品モデルであれば、カーフ、スエード、コーデュラなど。
カスタマイズする場合はさらに、NATO、パーロン、デニムなど、選べるストラップの種類はもっと大きく広がります。
デイト(日付)機能がない
テラは、時・分・秒を確認するだけの極めてシンプルな三針時計です。
そのシンプルさが魅力である反面、デイト(日付)機能が無いのは不便だと感じる人もいるでしょう。
これについては、デザイン(シンプルさ)と機能のどちらを重視するか、単に好みの問題といえばそうかもしれません。
一応、「購入後に初めてデイト機能が無いことに気付き、がっかりした・・・」ということがないように、そこだけは注意するようにしましょう。
この記事のまとめ
敢えて気になる所も挙げてみましたが、人によっては全く気にならないということも往々にしてありそうです。
また、テラはその実用性や、男女共に身に付けられる汎用性の高さからして、普段使いにはピッタリの時計ということもできます。
さらに、「UNDONE JAPAN」の正規品については、購入後1年間の保証が付いていたり、保証期間終了後も有料でメンテナンスが受けられるなど、安心して使用できる環境が整っています。
テラの他にも、アンダーンのコレクションは魅力的なものばかりです。
テラ以外のコレクション | コレクションの特徴 |
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URBAN | クォーツのクロノグラフ/ケースサイズ40~41.8mm(男性向け) |
URBAN34 | クォーツのクロノグラフ/ケースサイズ34mm(女性向け) |
BASECAMP | 機械式の三針ヴィンテージ&ミリタリー風ウォッチ/男性向け |
AQUA | 機械式の三針ダイバーズウォッチ/男性向け |
AERO | 機械式の三針パイロットウォッチ/男性向け |
Stellar | クォーツのクロノグラフ/ケースサイズ40mm(男性向け)と34mm(女性向け) |
テラ以外のコレクションも、あわせてチェックしてみてはいかがでしょうか。