ハミルトンのオーバーホール料金は?正規(メーカー)と街の時計修理店の違いを解説!
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ハミルトンの正規のオーバーホール料金は、最も安価なクォーツモデルで24,200円~、自動巻きクロノグラフで50,600円~です。

この記事では、ハミルトンのオーバーホール料金について掘り下げて解説します。

あおしま
ハミルトンのオーバーホールを正規(メーカー)と街の時計修理店に依頼する場合の違いについても解説するので、ぜひ最後までチェックしてください。


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ハミルトンの正規オーバーホール料金

ハミルトン 正規 オーバーホール 修理 料金 期間 費用 値段 価格

「コンプリートメンテナンスサービス」の料金表
時計の種類 価格(税込)
自動巻き / 手巻き(2-3針) 33,000円
自動巻きクロノグラフ 50,600円
クォーツ(2-3針) 24,200円
クォーツクロノグラフ、マルチタッチ 35,200円
特殊モデル、限定モデル 見積もり
ビンテージウォッチ(自動巻き、手巻き、クォーツ) 見積もり
出典:Service prices|Hamilton Customer service

上記は、ハミルトンの「コンプリートメンテナンスサービス」の料金です。

ハミルトン(正規)では、オーバーホールのことをコンプリートメンテナンスサービスと呼んでいます。

上記は目安で、実際の料金は時計を預けた後に技術者が診断を行ってから確定します。

文字盤、針、ケース等の交換や修理が必要な場合は、別途料金がかかります。

尚、ハミルトン(正規)にはオーバーホールとは別に、部分的なメンテナンスのみを行う「パーシャルメンテナンスサービス」も用意されています。

「パーシャルメンテナンスサービス」の料金表
時計の種類 価格(税込)
自動巻き / 手巻き(2-3針) 8,250円
自動巻きクロノグラフ 9,900円
クォーツ(2-3針) 8,250円
クォーツクロノグラフ、マルチタッチ 9,900円
特殊モデル、限定モデル 見積もり
出典:Service prices|Hamilton Customer service

特殊モデル、限定モデル、ヴィンテージウォッチについては、コンプリートメンテナンスサービス、ベーシックパーシャルサービス共に、基本的に本国(スイス)にて見積もりとサービスが行われます。

ハミルトン(正規)では、各モデルの製造終了から少なくとも10年間は交換部品をストックしています。

しかし古いモデルは、交換部品が無いなどの理由からサービスを受けられないこともあります。

あおしま
メーカーでサービスを受けられない、あるいは費用をなるべく抑えたいという場合は、街の時計修理専門店に相談してみましょう。

ハミルトンには並行差別がない

ハミルトン 正規 オーバーホール 修理 料金 期間 費用 値段 価格ブライトリング、タグホイヤー、オリスなどは、いわゆる「並行差別」があるブランドとして知られていますが、ハミルトンにはそれがありません。

  • 国内正規品
  • 並行輸入品
  • 中古で購入した製品
  • 海外で購入した製品
  • 保証書が無い製品

上記のどれに該当する時計でも本物でさえあれば、ハミルトン(正規)のオーバーホールは同じ料金で同じサービスが受けられます。

ただ、保証書が無い製品については、仮に保証期間内に不具合が生じた場合でも、オーバーホールは有償での対応になってしまいます。

精度不良?オーバーホールが必要なハミルトンの日差の目安

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時計は、電波時計でない限りどうしても誤差が生じるものです。

ハミルトンの時計も、正常な状態でも以下の通り誤差が生じます。

  • クォーツ時計:日差-0.5~+0.7秒
  • 機械式時計(ノンクロノメーター):日差-10~+15秒
  • 機械式時計(クロノメーター認定機):日差-4~+6秒

上記がハミルトンの日差の目安で、この範囲内であれば全く問題ありません。

目安よりも若干誤差が大きかったとしても、あまり気にする必要はないでしょう。

目安の2倍以上誤差が生じるようになったら、オーバーホール(または電池交換)が必要なタイミングかもしれません。

気になる場合は、メーカーまたは時計修理店にまず相談してみましょう。

ハミルトンの正規オーバーホールに要する期間

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ハミルトン(正規)のオーバーホールに要する期間は、通常では以下の通りです。

  • 見積もりが出るまで ⇒ 時計到着から約1週間
  • オーバーホールが完了するまで ⇒ 作業開始から約3週間~5週間

トータルでは、約1ヶ月~1ヶ月半といったところです。

ただ、スイスから部品の取り寄せが必要な場合は、+約3週間~4週間、あるいはそれ以上かかることもあります。

夏季および年末年始の連休と重なる場合も、多少遅れることがあります。

ハミルトンの正規オーバーホールの依頼方法

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ハミルトン(正規)のオーバーホールの依頼方法には、次の3種類があります。

  • 近くの正規販売店に持ち込む
  • メーカー指定のサービスセンターに持ち込む
  • ピックアップサービスを利用する

近くの正規販売店に持ち込む

店舗によっては、そこで購入した時計しか受け付けていない場合があります。

取次手数料がかかる場合もあるので、事前に電話などで確認したほうが安心です。

正規販売店については、ハミルトン公式サイトの「店舗検索」からチェックできます。

メーカー指定のサービスセンターに持ち込む

ハミルトン(=スウォッチグループジャパン)には、全国4ヶ所に指定のサービスセンターがあり、そちらに直接時計を持ち込むこともできます。

  • 【北海道】札幌時計サービスセンター
  • 【東京】東京カスタマーサービス
  • 【名古屋】中部時計サービスセンター
  • 【福岡】スイス時計サービスセンター

尚、かつて存在した「大阪カスタマーサービス」は、2022年9月末をもって営業終了となっています。

あおしま
近くにサービスセンターがあれば、そちらを利用するのがスムーズです。
【北海道】札幌時計サービスセンター

所在地 北海道札幌市中央区南1条西3-8 札石ビル5F
営業時間 9:30~18:00
定休日 土曜・日曜・祝日
駐車場 なし ※近隣に有料パーキングあり
アクセス ■札幌市営地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通駅」17番出口より徒歩1分
【東京】東京カスタマーサービス

所在地 東京都中央区銀座7-9-18 ニコラス・G・ハイエックセンター7F
営業時間 11:00~20:00(日曜・祝日は19:00まで)
定休日 年末年始
駐車場 なし ※近隣に有料駐車場あり
アクセス ■東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」より徒歩4分
■都営地下鉄浅草線・東京メトロ日比谷線「東銀座駅」より徒歩5分
■JR・地下鉄「新橋駅」より徒歩7分
【名古屋】中部時計サービスセンター

所在地 愛知県名古屋市中区栄5-4-6
営業時間 9:30~18:00(受付は17:00まで)
定休日 日曜・祝日
駐車場 なし ※近隣に有料パーキングあり
アクセス ■名古屋市営地下鉄名城線「矢場町駅」より徒歩7分
■名古屋市営地下鉄名城線・東山線「栄駅」より徒歩7分
■名鉄瀬戸線「栄町駅」より徒歩11分
【福岡】スイス時計サービスセンター

所在地 福岡市中央区天神3-14-31 天神リンデンビル4F
営業時間 9:30~18:00
定休日 土曜・日曜・祝日
駐車場 なし ※近隣に有料パーキングあり
アクセス ■福岡市地下鉄空港線「天神駅」より徒歩7分
■西鉄天神大牟田線「西鉄福岡(天神)駅」より徒歩8分

ピックアップサービスを利用する

正規販売店や指定のサービスセンターに持ち込むのが難しい場合は、郵送で時計を送るピックアップサービスを利用できます。

ピックアップサービスは、ユーザー自身で梱包を用意する必要がありません。

時計の輸送に適した梱包材が使えるので、手軽な上に、傷や破損の心配も要りません。

しかも、梱包材と往復の送料は無料。

ピックアップサービスは国内正規品はもちろん、それ以外の時計でも利用できます。

見積もり後キャンセルの場合は、時計を返送する際の送料として1,100円(税込)がかかります。

⇒ピックアップサービスの詳細はこちら

正規販売店や指定のサービスセンターを2往復する手間を考えれば、ピックアップサービスを利用したほうが簡単かもしれませんね。

あおしま
どの方法でも保証期間内の保証書があれば、時計と一緒に忘れずに用意するようにしましょう。
その他の付属品に関しては、一切必要ありません(付属品は破損や紛失に繋がるリスクしかないので、預けないことになっています)。

ハミルトンのオーバーホールを時計修理店に依頼するメリット

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  • 料金が安い
  • 納期が早い
  • 相談しやすい(融通が利く)
  • メーカーで断られた時計でも相談できる

あおしま
主にハミルトンのオーバーホールを時計修理店に依頼するメリットは上の4つです。
以下に詳しく解説します。

料金が安い

ハミルトンのオーバーホールは、時計の種類や修理内容にもよりますが、ほとんどの場合メーカーよりも時計修理店に依頼した方が料金が安くなります。

特に研磨(ポリッシュ)をなしにすると料金が安く、時計によっては1万円台で済む可能性もあります。

多くの時計修理店では研磨はオプションサービスになっているため、研磨をしなければ、当然その分の料金は請求されません。

時計修理店のハミルトンのオーバーホール基本料金(相場)

時計の種類 オーバーホールのみ
クォーツ 18,000円
クォーツクロノグラフ 30,000円
自動巻き 22,000円
クロノグラフ 34,000円

オーバーホールと研磨をセットで依頼する場合は、上記の金額にプラス10,000~15,000円くらいを想定しておくと良いでしょう。

納期が早い

時計修理店では、部品の取り寄せが必要な場合などを除き、メーカーよりも納期が早い傾向があります。

例えば、上の記事でおすすめしている「ウォッチカンパニー」の場合、見積連絡は原則3営業日以内、オーバーホールの納期は最短2週間(機械式クロノグラフは3~4週間)と迅速です。

ウォッチカンパニーほど早くなくても、見積もり+作業のトータルで1ヶ月もかからない時計修理店は珍しくありません。

相談しやすい(融通が利く)

愛着のある時計ほど、例えば針や文字盤が劣化していても「交換したくない」と思うものではないでしょうか。

そういったユーザーのこだわりを伝えやすく、また親身に聞いてもらえる可能性が高いのも、時計修理店を利用するメリットです。

多くの時計修理店では時計と一緒に交換後のパーツも返却してくれるので、特にパーツにこだわりや思い入れがある場合は、事前に遠慮せずに相談してみましょう。

メーカーで断られた時計でも相談できる

「メーカーや他店で断られた古い時計も大歓迎」

そんな時計修理店も少なくありません。

「部品が無ければ制作して対応している」

そういった、まさに職人が経営している時計修理店も探せば見つかります。

メンテナンスの相談や概算見積もりの依頼には、無料で答えている修理店がほとんどです。

Webサイトからの問い合わせで、修理の可否や大体の修理価格がすぐにわかる場合もあります。

あおしま
なので、気になる修理店があったらまずは問い合わせをしてみましょう。
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