
ブライトリングの時計(特に機械式モデル)の性能を維持していくためには、オーバーホールが必要不可欠です。
オーバーホールの頻度(タイミング)は何年ごとが適正かといえば、メーカーの見解は「4~6年ごと」になっています。
その理由について、以下に詳しく見ていくことにしましょう。
ブライトリングのオーバーホールの適正な頻度
オーバーホール(4~6年毎にお勧め)
出典:ブライトリングのアフターサービス
www.breitling.comでは、オーバーホールの頻度は4~6年毎を推奨しています。
したがって、ブライトリングのオーバーホールの適正な頻度としては、これが1つの答えになります。
ただ、www.breitling.comは、「頻度は、時計の使用条件により異なります」という見解もあわせて示しています。
時計の使い方や手入れの仕方は、ユーザーの数と同じだけあるといっても過言ではありません。
ブライトリングの時計も古い物から新しい物まで色々な種類がありますし、温度や湿度といった環境も、例えばスイスと日本では全くと言っていいほど違います。
そういった諸々の違いを考慮すると、やはり4~6年毎が全てにおいて適正であるとは言えないでしょう。
特に時計の使い方については、毎日使用している個体と年に数回しか使用しない個体とでは、歴然とした差があることは容易に想像が付きます。
毎日使用している個体は、3年以内に精度の乱れなど何らかの不具合が出てくることもあります。
年に数回しか使用しない個体でもオイル(潤滑油)の劣化には注意が必要で、決してほっかたらかしでもOKというわけではありません。
なぜなら、ムーブメントに注油されているオイルは、使用頻度に関わらず3~4年で変質が始まるといわれているからです。
仮に未使用でも購入から4年以上経過している場合は、既にオイルの劣化が起きている可能性もあります。
そのような状態でひとたび時計を動かせば、部品同士は激しく磨耗し、その繰り返しがやがて故障へと繋がっていく恐れもあります。
以上のことから、オーバーホールのタイミングは、オイルの状態次第ということもできます。
そして、オイルが完全に劣化してしまう前にオーバーホールを行うのであれば、やはり4~6年毎が適正な頻度と解釈することもできるでしょう。
オーバーホールが無償で受けられるケースとは?
ブライトリングの時計には、購入後2年間(自社ムーブメント搭載モデルは購入後5年間)のメーカー保証が付いています。
これは、国内正規品、並行輸入品、海外で購入した時計、のいずれにおいても同じことです。
保証期間内に時計に何らかの不具合が発生した場合は、無償でオーバーホールが受けられます。
但し、その際は、国際保証書(正規販売店名、販売日、品番、ケース番号の記載のあるもの)が必要になります。
国際保証書は再発行が出来ないため、紛失しないように注意しましょう。
特に不具合が無いにも関わらずオーバーホールを受ける場合は、保証期間内でも有償での扱いになります。
ブライトリングの正規のオーバーホールは、国内正規品とその他の時計では料金が違うことも、予め気にかけておきたいところです。
オーバーホール後の保証期間は?
ブライトリングの正規のオーバーホール(有償にて行った場合)には、修理後1年間の保証が付きます。
これについても、国内正規品、並行輸入品、海外で購入した時計、全てにおいて同じになっています。
但し、ユーザーの取扱不注意など自然故障以外の場合では、保証対象外になることもあります。
メンテナンス・サービスは2年に1回受けたほうがいい
ブライトリングの正規のアフターサービスには、オーバーホールの他に「メンテナンス・サービス」というものがあります。
メンテナンス・サービスでは、ムーブメントの点検、外装部品の分解や洗浄、全てのパッキンの交換や防水検査などが行われます。
www.breitling.comでは、このメンテナンス・サービスを2年毎に行うことを推奨しています。
ダイバーズモデルに関しては、防水テストは1年毎を推奨しています。
この記事のまとめ
ブライトリングのオーバーホールの適正な頻度とは、www.breitling.comが推奨する4~6年毎が1つの答えになります。
一方で、頻度は、時計の使用条件により異なるという見解があることも、既にご説明した通りです。
そもそも、オーバーホールを定期的に行っているという人は、どのくらいいるのでしょうか。
「不具合が出たら、都度行う」というブライトリングユーザーも、決して少なくないはずです。
であれば、結局はユーザーの考え方次第ということも出来ます。
ただ、不具合が出たら、速やかにオーバーホールに出すか、時計の使用は中止するようにしましょう。
水没や結露といった水に関係する不具合の場合は、即メーカーや時計修理店に相談することが大切です。
どんな不具合でもそのまま使用し続けることは、時計の状態をさらに悪化させてしまうだけなので、何も良いことはありません。
というより、あとでオーバーホールに出した時に、多数の部品交換が必要になるなど、大がかりな修理になってしまう可能性があります。
そうなれば、当然それなりの修理費用を覚悟せざるを得なくなります。
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