
ハミルトンのオーバーホールをメーカー(正規カスタマーサービス)に依頼すると、料金は最も安価なクォーツモデルで19,800円~。
自動巻きクロノグラフなら、44,000円~という料金がかかります。
ハミルトンの場合は、正規カスタマーサービスに依頼してもそれほど高額にはならなそうです。
ただ、街の時計修理店なら、もっと安価で出来る可能性も。
この記事ではハミルトンのオーバーホール料金が安い、しかも安心して任せられる時計修理店を3社ご紹介します。
この記事の目次
【全国対応】ハミルトンのオーバーホールが安い時計修理店3選
- ウォッチカンパニー(WATCH COMPANY)
- オロロジャイオ(OROLOGIAIO)
- シエン(CIEN)
オーバーホールには純正部品を使用し、修理実績も豊富です。
見積もりや相談は無料なので、まずは気軽に概算の料金などを問い合わせてみてはいかがでしょうか。
ウォッチカンパニー(WATCH COMPANY)
ウォッチカンパニーは月2,000本以上、年間25,000本以上の豊富な修理実績を誇っています。
技術者の数が多く、1級時計修理技能士やメーカー出身者などが20人以上在籍しています。
修理実績が多いからこそ、メンテナンスノウハウの蓄積や、オーバーホールに必要な「最新且つ専門の設備」も充実していることが想像できます。
作業にかかる日数は最短で約2週間と、そのスピードは他店を圧倒しています。
時計専門雑誌「POWER Watch(パワーウォッチ)」に取材協力や画像提供などをしており、紙面でも度々見かける有名店。
ウォッチカンパニーのハミルトンのオーバーホール基本料金(税込)
キャリバーの種類 | オーバーホールのみ | オーバーホール+新品仕上げ |
---|---|---|
クォーツ | 16,500円 | 27,500円 |
クォーツ クロノグラフ | 27,500円 | 38,500円 |
自動巻き | 19,800円 | 30,800円 |
クロノグラフ | 30,800円 | 41,800円 |
その時は料金、仕上がり、対応のいずれにおいても非常に満足できるものでした。
オロロジャイオ(OROLOGIAIO)
オロロジャイオに在籍している職人は、1級時計修理技能士や長年スイス時計メーカーに勤務していた技術者など。
いずれも経験10年~30年のベテランだけが修理を担当しています。
ほぼ全ての修理を自社で1つ1つ丁寧に行っています。
決して大きな店舗ではありませんが、月に100~150本の修理実績があります。
独自の部品調達ルートを持っているため、あまり流通していない部品でも仕入れが可能。
アンティークウォッチやヴィンテージウォッチにも精通しており、時計の価値を極力落とさずに修理できるのも同社の強みです。
オロロジャイオのハミルトンのオーバーホール基本料金(税込)
キャリバーの種類 | オーバーホールのみ | オーバーホール+新品仕上げ |
---|---|---|
クォーツ | 16,500円 | 29,700円 |
クォーツ クロノグラフ | 25,300円 | 38,500円 |
自動巻き | 19,800円 | 33,000円 |
クロノグラフ | 30,800円 | 44,000円 |
また、混雑時には納期が6~8週間かかることもあるので、お急ぎの場合は事前によく確認してから依頼するようにしましょう。
シエン(CIEN)
シエンもほぼ全ての作業を自社で行っているので、納期が早いのが特徴。
ネットの口コミでは、問い合わせに対する返答も迅速丁寧と高評価が目立っています。
1級時計修理技能士、元有名メーカー技術者、技術歴20年以上のベテランなどが在籍。
修理の前後で、修理内容や時計の使い方について丁寧な説明が受けられます。
さらに、オーバーホールと新品仕上げを同時申し込みの場合は、新品仕上げが7,700円(税込)~というサービス価格で提供しています。
シエンのハミルトンのオーバーホール基本料金(税込)
キャリバーの種類 | オーバーホールのみ | オーバーホール+新品仕上げ |
---|---|---|
クォーツ | 17,600円 | 25,300円 |
クォーツ クロノグラフ | 30,800円 | 38,500円 |
自動巻き | 24,200円 | 31,900円 |
クロノグラフ | 37,400円 | 45,100円 |
「研磨アリ」なら正規のほうが料金が安い?
この記事の冒頭でも少し触れていますが、ハミルトンの場合は正規カスタマーサービスにオーバーホールを依頼しても、料金はそれほど高額にはならなそうです。
以下は、オーバーホールの「基本料金」をベースにした話として聞いてください。
ハミルトンの正規オーバーホール料金は、例えばロレックスやオメガなど他の機械式時計メーカーに比べると、非常にリーズナブルに設定されています。
他のメーカーの場合、正規カスタマーサービスのオーバーホール料金が、街の時計修理店の2~3倍というケースは珍しくありません。
対して、ハミルトンの場合は、正規カスタマーサービスと街の時計修理店で、数千円からせいぜい1万数千円程度しか違いがありません。
尚、ハミルトンの正規カスタマーサービスによるオーバーホールでは、研磨(ポリッシュ)は標準サービスになっています。
一方、街の時計修理店では、ウォッチカンパニー、オロロジャイオ、シエンのように研磨はオプションサービスになっている場合が殆どです。
このことから、「研磨ナシ」なら時計修理店のほうが安くなる可能性が高いですが、「研磨アリ」ならどちらが安いか微妙なところになってきます。
むしろ、正規カスタマーサービスのほうが安くなるケースも多いかもしれません。
ただ、実際の料金は、技術者が時計を確認した後でなければ確定しません。
概算見積もりの通りにはならないことも多くあるので、その点は注意が必要です。
料金だけを重視するとオーバーホールで失敗することも
料金はもちろん重要ですが、オーバーホールで失敗しないためには、他にもこだわりたい部分がいくつもあります。
- 純正部品の使用はマスト!
- 修理保証はしっかりしているか
- 技術者の腕は確かか
- 修理実績は豊富か
- 梱包キットは用意されているか
- 問い合わせに対する回答は迅速で丁寧か
料金に加え、上の6つのポイントもチェックすることで、より安心して任せられる時計修理店が見つかるでしょう。
ハミルトンのオーバーホールの適正な頻度は?
コンプリートメンテナンスの頻度は、モデルや気候条件、所有者による時計のお手入れによって異なります。
そのため、ハミルトンでは、サービスを受ける間隔について正確に申し上げることはできません。
通常は、コンプリートメンテナンスサービスは3~5年ごとにお受けいただくことをお勧めしています。
出典:ウォッチ サービス|ハミルトン カスタマーサービス
ハミルトン(正規)では、オーバーホールのことをコンプリートメンテナンスサービスと呼んでいます。
ご覧の通り、ハミルトンカスタマーサービス(正規)では、オーバーホールの頻度は3~5年毎を推奨しています。
したがって、ハミルトンのオーバーホールの適正な頻度としては、これが1つの答えになります。
ただ、時計の種類や気候条件、ユーザーの手入れの仕方次第という部分もあるので、一概には言えないといったことも書かれていますね。
ちなみに、3~5年毎を推奨する理由としては、丁度その頃からオイル(潤滑油)の変質が始まるためであると考えられます。
ムーブメントの至る箇所には、部品同士の摩擦を和らげるためにオイルが差されています。
このオイルは、時計を使用することで徐々に減ったり汚れたりするのですが、仮に未使用の状態でも経年や温度変化によって劣化するといわれています。
劣化したオイルを放っておくと、時計は本来の性能を発揮することが出来ません。
そのまま使い続ければ、部品同士は激しく磨耗し、その繰り返しがやがて故障へと繋がっていく恐れもあります。
以上のことから、オーバーホールのタイミングは、オイルの状態次第ということもできます。
そして、オイルが完全に劣化してしまう前にオーバーホールを行うのであれば、やはり3~5年毎が適正な頻度と解釈することもできるでしょう。
最後に
正規カスタマーサービスでも時計修理店でも、実際はオーバーホールと同時に何らかの修理が必要になることがあります。
その場合、オーバーホールの基本料金とは別に、数千円~数万円の料金が部品代や工賃として発生することは、予め理解しておく必要があります。
尚、どこに見積もりを依頼しても、概算見積もりであれば無料というケースが殆どです。
時計修理店の中には、キャンセルの際の返送料まで無料というところもあります。
時計を送付しなくても、メールなどで状況を伝えるだけで、概算の修理価格がわかることもあります。
そのため、まずは各社に概算の見積もりを依頼して、料金や対応の違いを比較してみてはいかがでしょうか。
ウォッチカンパニー | オロロジャイオ | シエン |
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年間25,000本以上の修理実績 納期は最短2週間 時計雑誌でもお馴染みの有名店 |
ベテランだけが修理を担当 アンティークやヴィンテージにも強い 修理代以外費用がかからない |
自社修理だから対応が早い 技術力と豊富な修理実績が自慢 新品仕上げの質が高く料金も安い |
⇒ウォッチカンパニーの口コミ | ⇒オロロジャイオの口コミ | ⇒シエンの口コミ |
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