エアキングは現存するロレックスの中で、最古のペットネーム(愛称)を持つモデルとして根強い人気を誇っています。
元々ロレックスのエントリーモデルという位置付けでもあったエアキングですが、2016年に登場したRef.116900は従来のモデルからケースサイズも文字盤デザインも大幅に変化。
その後継機として登場したRef.126900に至っては、完全にプロフェッショナルモデルの仲間入りを果たし、より多くのロレックスファンから注目を浴びているところです。
そんなエアキングのRef.116900とRef.126900について、この記事では最新の買取相場をお伝えしていきます。
目次
エアキング Ref.116900 の買取相場
ここでは全国的に知名度のある時計店の中から、自社のWebサイトにエアキングRef.116900の買取価格を掲載している5社(なんぼや、GMT、コミット銀座、クォーク、宝石広場)をピックアップ。
各社の買取価格を一覧にすると共に、その平均値を買取相場として表しています。
尚、各社のリアルタイムの買取価格については、店名をクリックすることで確認できます。
Ref.116900の買取メモ
2016年のバーゼルワールドで発表されたRef.116900は、それまでとケースサイズや文字盤が変化しただけでなく、耐磁仕様に性能UPした点も大きな話題に。
Cal.3131はミルガウス(Ref.116400/Ref.116400GV)とこのRef.116900だけに搭載されたムーブメントで、その希少性も将来的には高く評価される可能性があります。
リューズガードが無いRef.116900の方が、Ref.126900よりも「デザイン的に好み」というロレックスファンの声も少なくありません。
その一方で磁気シールドが備わっている分ケースが厚く、重さもあるため「やや使いにくい」といったネガティブな声も。
2016年から2022年まで製造されたRef.116900は、当然ですが状態が良く、高年式の個体ほど高価買取が期待できます。
また、2016年から2020年半ばまでの個体は旧ギャラ、2020年5月頃以降の個体は新ギャラとなっているので、ギャランティの種類によっても買取価格が変わる可能性があります。
エアキング Ref.126900 の買取相場
Ref.126900もRef.116900と同様に5社(ジャックロード、GMT、大黒屋、かめ吉、GINZA RASIN)の買取価格を一覧にすると共に、その平均値を買取相場として表しています。
各社のリアルタイムの買取価格については、店名をクリックしてご確認ください。
【2024年5月7日更新】
店名 | 買取価格 |
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ジャックロード | 1,209,000円 |
GMT | 1,150,000円 |
大黒屋 | 1,280,000円 |
かめ吉 | ~1,380,000円 |
GINZA RASIN | 1,250,000円 |
5社平均(買取相場) | 1,253,800円 |
Ref.126900の買取メモ
唯一無二の文字盤デザインなどRef.116900の魅力はそのままに、2022年にリニューアルを果たしたエアキングのRef.126900。
Ref.126900は約70時間のパワーリザーブを誇るCal.3230を搭載し、リューズガードも装備。
ケースの厚さもRef.116900より約1.5mm薄くなったことで、機能性が大幅に向上しました。
国内正規店においては購入制限対象モデルに指定されているため、ロレックスの他の指定モデルを購入したユーザーは、Ref.126900を1年間購入できないルールになっています。
そのため、Ref.126900を端から国内正規店ではなく、中古市場で購入しようというロレックスマニアも少なくありません。
であれば、中古相場もそれなりの高値となり、高価買取も期待できるという流れが想像できます。
エアキング(116900/126900)を高く売るための4つの秘訣
最後に、Ref.116900やRef.126900を高く売るための秘訣を4つご紹介します。
高価な品だけにちょっとしたことが大きな金額差に繋がることもあるので、ぜひ実践してみてください。
付属品は可能な限り揃えておく
付属品の中でもギャランティー(保証書)とブレスの余りコマは、有るか無いかで買取額が大きく変わります。
外箱、内箱、タグ、取扱説明書も多少は査定額に影響するので、紛失や処分をしていない限りは、全て揃えてから買取を依頼しましょう。
日本ロレックスでのメンテナンス履歴があり、正規修理保証書やオーバーホール証明書が手元にある場合は、それらも用意することでいくらかの買取額UPが期待できます。
時計は丁寧に扱いキレイにしておく
ケースやブレスの微細なキズは、研磨すれば新品のようにキレイになるので買取額にはそれほど影響しません。
逆に大きなキズや打痕があったり、風防が欠けていたりすれば、大幅な減額になってしまいます。
そのため、時計は日々丁寧に扱うに越したことはありません。
また、風防に指紋が付いたまま、あるいはブレスの隙間に皮脂や埃が付着したままで買取に出すと、印象が悪くなってしまいます。
「乱雑に扱われていた時計」とも思われ兼ねないので、自分でできる最低限のクリーニングは施しておきましょう。
風防およびケースやブレスは、セーム革や柔らかい布で軽く乾拭きくらいはしておきたいところです。
ブレスのスキマ汚れは毛先の柔らかい歯ブラシや爪楊枝を使うことで、意外と簡単に掻き出すことができます。
買取相場はこまめにチェックする
エアキングをはじめ高級時計の買取相場は、株の値動きと同じで日々変動しています。
売り時とそうでない時は確実にあるので、その判断が重要なのは言うまでもありません。
最高の売り時を見極めるのは、おそらく買取のプロでも不可能。
ただ、おおよその売り時だったら、買取相場をこまめにチェックすることで誰でもある程度は判断が付くようになります。
より確度を上げるために、日々の買取相場を記録しておくのもおすすめです。
複数の店に査定を依頼し買取価格を比較する
いくらネットで買取相場や各店の買取価格を調べても、本当に高く売れるかどうかは実際に査定を受けてみなければわからないものです。
各店のWebサイトに掲載されている買取価格も「目安」である場合が多く、実際はそれより安くなることもあれば、高くなることもあります。
そのため、高く売りたい場合は面倒でも複数の店に査定を依頼し、買取価格を比較するのが最も確実な方法です。
よろしければ、そちらも引き続きチェックしてみてください。