チューダーのロイヤル41ブルー(Ref.28600)を2021年12月に正規店で購入しました。
購入時と印象が変わった部分もあれば、不満に感じていることも無くはありません。
良い点もイマイチな点も、ありのままにお伝えします。
⇒楽天で【チューダーロイヤル41ブルー】を探す
⇒Yahoo!ショッピングで【チューダーロイヤル41ブルー】を探す
目次
ケースの厚さと大きさについて
ロイヤル41ブルーのケースの厚さは約11mm、大きさ(幅)は41mmです。
はじめは、少々違和感を覚えるくらいにケースが大きいと感じました。
文字盤にもやや間延びした印象を受けました。
ケース全体が腕の中に完全に収まっているので、決して大きすぎることはありません。
慣れないだけで、使用する上でも特に支障はありません。
慣れない理由は、ロイヤル41ブルーよりも先にロイヤル38ブラック(Ref.28500)を使用していたのが大きかったかもしれません。
ロイヤル41ブルーを購入する前は、ロイヤル38ブラックが自分にとってのベストサイズだと思い込んでいました。
それが両方を使っている今では、ロイヤル41ブルーの大きさのほうにより魅力を感じています。
ロイヤル38ブラックの大きさは安心感がある一方で、少々物足りなさを感じることも無きにしもあらず。
結局、ケースの大きさは身に着けているうちに、大概は慣れてしまうものだと最近は思うようになりました。
とはいえ、もしケースが腕からはみ出るくらいに大きい場合は、不格好に見えたり、使用感的にも不自然さを感じずにはいられないでしょう。
そのため、ケースの大きさで時計を選ぶ場合は、ケース全体が腕の中に収まるかどうかが1つの目安といえそうです。
取り敢えず腕の中に収まってさえいれば、あとは好みや慣れの問題といっても過言ではないでしょう。
約11mmというケースの厚さは、機械式時計としては比較的薄いほうです。
ロイヤル38ブラックのケースの厚さも約11mmなので、両者を比較してもほとんど違いはありません。
参考までに、上の画像はケースの厚さが約14mmのチューダーヘリテージクロノブルー(Ref.M70330B-0004)です。
さすがに厚さが3mmも違うと、身に着けている感覚は全然違います。
厚いのも薄いのも、やはり身に着けていればある程度は慣れてしまいます。
ただ、厚い時計はシャツの袖に引っかかったり、最悪袖に収まらなかったりする場合もあります。
その点、ロイヤル41ブルーはシャツの袖に引っかかりはしても、袖に収まらないことはまず有り得ません。
ドレッシーなスタイルとの相性は、抜群といったところでしょうか。
全体的な質感、デザインについて
- 一体型のケースとブレス
- ノッチドベゼルの個性的なデザインと、キラキラした質感
- ローマンインデックスとサンレイダイアル
上の3つの要素からなるロイヤル41ブルーはやや癖が強く、万人受けはしないかもしれません。
ぱっと見はあまりピンとこなくても、いつの間にかこの時計が気になっている人は多いのではないでしょうか。
というよりも、私自身がそんな経緯でこのロイヤル41ブルーを手に入れています。
特にダイアルには、引き込まれるような美しさがあります。
サンレイでも濃淡の差があまりないので、意外に落ち着いていて上品に見えます。
ノッチドベゼルの個性的なデザインとキラキラした質感は、好き嫌いがハッキリと分かれそうです。
画像などでイマイチと感じた方は、実物を見たら印象が変わるかもしれません。
一度店頭で確認してみてはいかがでしょうか。
一体型のケースとブレスは、エッジとテーパードが効いていて、とてもスタイリッシュです。
ヘアラインとポリッシュのコントラストが美しく、質感的にも文句の付けようがありません。
重さ、防水性、価格などスペックについて
Ref. | 28600 |
---|---|
ケース | サイズ41mm、SS製、ポリッシュ&サテン仕上げ |
ベゼル | 316LSS製、交互切込み、ポリッシュ仕上げ |
風防 | サファイアクリスタル |
ダイアル | ブルー、サンレイ仕上げ、ローマ数字 |
リューズ | SS製、ねじ込み式、チューダーロゴ入り |
ブレスレット | 316LSS製、ケース一体型5列リンクブレスレット |
ムーブメント | 自動巻、キャリバーT603 |
パワーリザーブ | 約38時間 |
防水性能 | 100m |
定価 | 315,700円(税込)※2023年8月現在 |
重さは144.68g(余りコマ3個分は含まない)。
参考までに、ロイヤル38ブラックも量ってみたところ128.36g(余りコマ3個分は含まない)でした。
ロイヤル41ブルーのほうが16.32g重いものの、決して「使いにくい」とか「腕が疲れる」といったような重さではありません。
防水性能は100m防水。
リューズはねじ込み式で安心感があり、普段使いで神経質になることも何もありません。
ムーブメントのキャリバーT603は、セリタ社の汎用機をベースにしています。
パワーリザーブは約38時間なので、丸1日~2日放置しておくだけでも時計は止まってしまいます。
その度に時刻、曜日、日付を合わせるのは少々面倒です。
一方、セリタ社の汎用機がベースなだけに、現在も将来的にも部品が市場に多く流通していることが予想されます。
そのため、メンテナンスのことはあまり気にせずに、末永く安心して使えるという考え方もできます。
定価は2022年1月1日の価格改定により269,500円(税込)になりました。
2021年までは262,900円(税込)だったので、約2.5%アップしています。
唯一不満に感じていること
たった1つだけ、ロイヤル41ブルーで不満に感じていることがあります。
それは、私の腕にはブレスレットがぴたりとフィットしないことです。
ロイヤル41ブルーのブレスは、上の画像のようにクラスプでサイズ調整ができるタイプではありません。
単純にコマの足し引きでしかサイズ調整ができません。
- 4コマ外し⇒装着できるが、かなりキツイ状態
- 3コマ外し⇒結構緩めだが、キツイよりはマシ
3コマ外しでも、ケースがグルっと回ってしまうほど緩くはありません。
ただ、「もう少しフィット感が良ければ」というのは、身に着ける度に思うことです。
人気?なぜ正規店では売り切れ(買えない)が続いているのか
ロイヤル41ブルーは2020年9月の発売以来、現在でも正規店では中々買えない状況が続いています。
中々買えない理由としては、次の3つが考えられます。
- 買いやすい価格で、しかも価格以上の価値があるため、機械式時計初心者からマニアまで幅広く指示されている
- 昨今のロレックスの異常な値上がりと共に、チューダーにも目を付ける人が増えている
- 元々それほど多くはないチューダーの生産量がコロナの影響等で減っている
コロナの収束により生産量が戻ってくれば、今よりは買いやすくなるかもしれません。
ちなみに、正規店では入手困難な割りに、並行店の価格はそれほど値上がりしていません。
今なら20万円台での購入も十分に可能です。正規品にこだわらなければ、それほど購入のハードルは高くありません。
⇒楽天で【チューダーロイヤル41ブルー】を探す
⇒Yahoo!ショッピングで【チューダーロイヤル41ブルー】を探す
将来的に値上がりは期待できるか
ロイヤル41ブルーの将来的な値上がりは、十分に期待できます。
もちろん、未来のことなので実際どうなるかは誰にもわかりません。
ロイヤル41ブルーがというよりは、チューダー全体として今後資産価値が上がっていく可能性はかなり高そうです。
そのことについては、以下の記事にまとめているのであわせてご参考になさってください。
1990年代後半に起こった機械式時計ブーム以降、スイス時計全体の価格は高騰し続けています。
コロナ後はインフレが加速し、高級時計はさらに値上がりするという見方が大半を占めています。
逆に現時点で値下がりする要素は、どこを探しても見当たらないのではないでしょうか。
チューダーロイヤル41ブルーのレビューまとめ
購入後2ヶ月経って不満に感じていることは、私の腕にはブレスがフィットしないこと。それだけしかありません。
当初違和感を覚えたケースの大きさは、いつの間にか慣れてしまいました。
むしろ、今ではとても魅力的に感じている程です。
質感やコスパの良さは多くの方が評価している通りで、所有する満足感も大いに満たしてくれます。
デザイン的には、やや癖が強く、万人受けはしないかもしれません。
気になったら、一度店頭で確認してみてはいかがでしょうか。