タグホイヤーのオーバーホールの頻度は何年ごとが適正?防水検査は年1回必要?
[PR] 当サイトはアフィリエイト広告による収益を得ています。

タグホイヤーの時計(特に機械式のモデル)を末永く愉しむためには、定期的なオーバーホールが必要不可欠です。

オーバーホールの頻度は何年ごとが適正かといえば、メーカーの見解は「4~6年ごと」になっています。

T.A.
では、なぜ4~6年ごとなのか?
その理由について、以下に詳しく見ていくことにしましょう。
タグホイヤーのOHを検討中なら

タグホイヤーのオーバーホールの適正な頻度

タグホイヤー オーバーホール 頻度 何年 ごと 適正 防水検査 防水テスト

時計の正常な作動を保持するにはどうしたらよいですか?
4~6年ごとにタグ・ホイヤーによるオーバーホールを受けて、時計の正常な作動を確保してください。
出典:タグホイヤーFAQ

タグホイヤーの公式サイトでは、時計の正常な作動を保持するために、4~6年ごとにオーバーホールを受けるよう説明がされています。

そのため、タグホイヤーのオーバーホールの適正な頻度としては、これが1つの答えになります。

ただ、製品や気候も違えば、ユーザーによって使用状況や手入れの仕方も当然違うので、一概に4~6年が適正であるとは言い切れません。

特に使用状況については、仮に頻繁に使用している時計と未使用の時計を比較した場合には、歴然とした差があることは容易に想像が付きます。

頻繁に使用している時計は、4年も経たないうちに精度の乱れなど何らかの不具合が出てくる可能性があります。

未使用の時計でもオイル(潤滑油)の劣化には注意が必要で、決してほっかたらかしでもOKというわけではありません。

なぜなら、ムーブメントに注油されているオイルは、使用頻度に関わらず3~4年で変質が始まるといわれているからです。

未使用でも購入から4年以上経過している場合は、既にオイルの劣化や干上がりが起きていることも考えられます。

そのような状態でひとたび時計を動かせば、部品同士は激しく磨耗し、その繰り返しがやがて故障へと繋がっていく恐れもあります。

以上のことから、オイルの劣化を未然に防ぐことはとても大切です。

そして、時計に目に見える不具合が出ていなくても、4~6年を目安にオーバーホールを受ければ、気持ち的にも安心できるのではないでしょうか。

防水検査は年1回必要なのか?

タグホイヤー オーバーホール 頻度 何年 ごと 適正 防水検査 防水テスト

 1、2年ごとにタグ・ホイヤーのメンテナンス・サービスを受けて、時計の防水性を確保してください。
出典:タグホイヤーFAQ

タグホイヤーの公式サイトでは、防水性を確保するためにもメンテナンスサービスを受けるように説明がされています。

メモ
  • タグホイヤーのメンテナンスサービスとは、防水テスト、外装部品の洗浄、ガスケット交換、ランニングテストなどを行うことです。
  • メンテナンスサービスは、オーバーホールとは異なります。
  • オーバーホールのことは、タグホイヤーではコンプリートサービスと呼んでいます。

ここで気になるのは、やはり「1、2年ごと」という頻度ではないでしょうか。

T.A.
「そんなに頻繁に?」と、私個人としては少し疑問に思うところがあります。

確かに時計にとって防水性の確保が極めて重要なことは、言うまでもありません。

水没など明らかなトラブルが発生した場合はもちろん、内部に極わずかな水気が侵入しただけでも、それが錆びや腐食の原因になる恐れもあります。

パッキンは経年や負荷で劣化してしまう消耗品なので、交換すべきタイミングはいつか必ず訪れます。

ただ、それらを未然に防ぐために、 1、2年ごとにメンテナンスサービスを受けるのは、なかなか大変なことだと思います。

メンテナンスサービスの料金は製品によって異なりますが、最も安価でも6,600円(税込)かかります。

T.A.
1、2年ごとにサービスを受ければ、安心なのは間違いありません。
とはいえ、料金もかかることなので、本当に必要かどうかは一度購入店などに聞いてみてはいかがでしょうか?

オーバーホールをしないとどうなる?

タグホイヤー オーバーホール 頻度 何年 ごと 適正 防水検査 防水テスト

オイルとパッキンの劣化については先に触れた通りですが、オーバーホールをしないと他にも様々な不具合が出てくるようになります。

具体的には、まずゼンマイの劣化が挙げられます。

動力源であるゼンマイは消耗品なので、時計を使用していれば必ず劣化してきます。

ゼンマイが劣化すれば、時計は遅れる、止まるなどの目に見える不具合が出てくることも。

さらに、ゼンマイが切れてしまえば、時計は完全に動かなくなってしまいます。

時計が止まりやすくなる頃には、手巻きが重くなる、内部から異音がする、といった不具合も同時に見られることがあります。

それらの原因としては、ローター(ゼンマイを巻き上げるための部品)の回転軸や、各種歯車の摩耗が影響しているケースが目立ちます。

そのような状態では、当然ですが時計をまともに使用することは不可能です。

タグホイヤーの修理やオーバーホールには並行差別がある

タグホイヤー オーバーホール 頻度 何年 ごと 適正 防水検査 防水テスト

タグホイヤーの時計は、国内正規品か並行輸入品かで、メーカーによるメンテナンス料金が異なっています。

これが言葉の良し悪しは別にしても、世間一般では「並行差別」と言われえているものです。

ちなみに、国内正規品の購入者は「エドワードクラブ」の会員になる資格があり、メンテナンスも会員価格で受けられます。

一方、並行輸入品の購入者もメンテナンス自体は受けられますが、料金は当然ながら会員価格よりも高い標準価格が適用されます。

並行差別はコンプリートサービスとメンテナンスサービスのどちらにも反映されており、標準価格は会員価格よりも一律で1.5倍高く設定されています。

そのため、並行輸入品をお持ちで、特に料金にこだわる場合は、事前にメーカーのメンテナンス料金をよく確認しておきましょう。

この記事のまとめ

タグホイヤー オーバーホール 頻度 何年 ごと 適正 防水検査 防水テスト

タグホイヤーのオーバーホールの頻度については、メーカーが示している通り4~6年ごとが適正です。

但し、製品や気候も違えば、ユーザーによって使用状況や手入れの仕方も当然違うので、一概に4~6年が適正であるとは言い切れません。

そもそも、オーバーホールに定期的に出すこともマストではないので、「何らかの不具合が出たら、その都度オーバーホールに出す」という人も少なくありません。

結局は、ユーザーの考え方次第と言うこともできます。

ただ、何らかの不具合が出たら、速やかにオーバーホールに出すか、時計の使用を中止するようにしましょう。

水に関するトラブルの場合は、根本原因を取り除かない限り不具合が進行してしまう恐れがあるので、即メーカーや時計修理店に相談することが大切です。

どんな場合でもそのまま使用するのは、時計の状態をさらに悪化させてしまうだけなので、何も良いことはありません。

時計の不具合を放置したまま使い続けると、あとでオーバーホールに出した時に、多数の部品交換が必要になるなど、大がかりな修理になってしまう可能性があります。

そうなれば、当然それなりの修理費用がかかることになります。

タグホイヤーのOHを検討中なら
人気の時計ブログはこちら
#SHARE

T.A.
この記事がいいなと思ったら、ぜひシェアをお願いします!
おすすめの記事