3万円台というリーズナブルな価格設定にも関わらず、SEIKOの機械式自動巻きムーブメントを搭載するなど見所の多いアンダーン(UNDONE)のベースキャンプ(BASECAMP)。
その中で一際“ヴィンテージ&ミリタリー”の雰囲気がカッコいい、BASECAMP CALI VINTAGEというモデルを手に入れました。
目次
BASECAMP(ベースキャンプ)が届く、そして開封の儀
BASECAMP CALI VINTAGEをUNDONEの公式サイトから注文すると、商品は約2週間後に届きました。
人気なのか、私が注文した時は他の商品よりも納期が若干遅いようでした。
商品は宅急便コンパクトで届きました。
宅急便コンパクトの箱を開けた図。
シンプルな梱包ですが、中身はストレッチフィルムでしっかりと固定されています。
緩衝材など余計なゴミが出ないので、片付けがラクな上に何よりもエコですね。
時計の外箱はオシャレでいい感じ。
プレゼントにしても喜ばれそうです。
中身は時計と保証書のみ。
これに関しても、シンプル(必要最小限)が徹底されているようです。
UNDONEの時計には、保証書に記載されている日付から1年間の無償修理保証が付いています。
そのため、時計と一緒に保証書も大切に保管しておきましょう。
BASECAMP CALI VINTAGE の質感とサイズ感
ケースは高級時計にもよく使われている316Lステンレスでできています。
316Lステンレスは耐久性と耐食性に優れ、金属アレルギーを起こしにくい素材としても知られています。
ケース側面はポリッシュ仕上げで、美しい輝きを放っています。
両方向に回転するベゼルも光沢のある素材で、見た目に高級感があります。
ベゼルを回してみると、重すぎず軽すぎず適度な抵抗があります。
時計の価格からして、正直もっとチープな操作感をイメージしていたのですが、これに関しては完全に想像を(勿論いい意味で)裏切られました。
風防はひと目でハッキリと盛り上がっているのがわかり、ヴィンテージウォッチの雰囲気を見事に再現しています。
素材はレキサンポリカーボネートで、一般的なガラスに比べて250倍以上も耐衝撃性に優れているそう。
文字盤は細かなワッフル柄で、立体感のある表情を愉しむことができます。
出典:https://undone.co.jp/collection/detail/bcp-cal-vtn
この時計の象徴ともいえるアワーマーカーやベンツ針には蓄光機能が施されており、暗闇での視認性にも優れています。
手首周り17cmの私の腕にはジャストサイズです。
昨今のメンズ時計において、40mmは最もスタンダートなサイズです。
男性はもちろん、大きめの時計を好む女性でも問題なく着けられそうです。
機械式自動巻きムーブメントを搭載しているためか、ケースの厚さは15mmとかなり厚めです。
このくらい厚いと、うっかり壁や机の角にぶつけてしまいそうで、扱いには少し慎重になってしまいます。
ケースはやや重量感がありますが、着け心地は至って良好。
むしろ、軽すぎるよりは適度に重量感があったほうが、所有する喜びも感じられるのではないでしょうか。
時計本体とカーキのナイロンベルトの組み合わせも、かなりイイ感じ。
ベルトの質感もまずまずですが、所々に細かい繊維が飛び出しているのが少しだけ気になりました。
BASECAMP CALI VINTAGE のムーブメントおよびスペックについて
材質 | 316Lステンレス(ケース)/レキサンポリカーボネート(風防) |
---|---|
ケースサイズ | 40mm(幅)/15mm(厚さ) |
ケース重量 | 66g |
ムーブメント | TMI NH35A/NH39(SEIKO Manufacturing H.K. Limited) |
駆動方法 | 機械式自動巻き (21,600振動/時) |
時刻精度 | 平均日差 ±20~40秒 (常温時) |
防水性能 | 100m/10ATM (生活強化防水) |
ベルト幅 | 20mm |
腕周り | 14~19cm |
機械式自動巻きムーブメントが搭載されているのも、この時計の大きな魅力です。
シースルーバックなので、ベルトを外せばムーブメントの動きを堪能することもできます。
ムーブメント(SEIKO製Cal.TMI NH35A/NH39)は毎時21,600振動で、40時間のパワーリザーブを誇ります。
精度については、常温の環境下では日差±20~40秒程度。
搭載ムーブメントを公表しているだけでも良心的であり、SEIKO製なので安心という人も多いのではないでしょうか。
防水性能は、100m/10ATM の生活強化防水。
リューズは、ねじ込み式になっています。
BASECAMP CALI VINTAGE はオーバーホールできる?
BASECAMP CALI VINTAGEは、ノーメンテナンスで約2~3年使用できます。
時計の精度が悪くなったり、止まったりしてしまうなどメンテナンスが必要な場合、メーカーでオーバーホールを受けることはできません。
代わりにメーカーでは、ムーブメントの交換を行っています。
出典:https://undone.co.jp/campaign/howto-faq
BASECAMP CALI VINTAGEのムーブメント交換の料金については、記載がありません。
ただ、BASECAMP CALI VINTAGEのムーブメントは、上記の「AQUA機械式」と同じなので、16,000円であると推測できます。
正確な料金については、UNDONEの公式サイトの「お問い合わせフォーム」から質問してみましょう。
BASECAMP CALI VINTAGE のベルトを換えて楽しもう!
出典:https://undone.co.jp/accessory/list
UNDONEの公式サイトでは、ベルトのみを購入することもできます。
ベルトはメタル、レザー、カーフ、スエード、デニムなど、実に多彩なバリエーションが用意されています。
価格も5千円弱~と比較的リーズナブルです。
出典:https://undone.co.jp/accessory/detail/3link-steel-bracelet-20mm?strap_id=197
BASECAMP CALI VINTAGEに取り付けが可能かどうかは、上の画像のように「対象モデル」のところにカーソルを合わせることでチェックできます。
「Base camp」と表示されるベルトの中から、好みのベルトを選んでみましょう。
UNDONEのベルトは大半が「クイックリリース」と呼ばれる、工具を一切使わずにワンタッチで交換ができる仕組みになっています。
そのため、付け替えを楽しみたいときも、消耗によって交換が必要な時も、自分で簡単に作業ができます。
BASECAMP CALI VINTAGE のレビューまとめ
SEIKOの機械式自動巻きムーブメントを搭載し、ケース素材には高級時計にもよく使われている316Lステンレスを使用。
光沢のあるベゼル、ドーム型の風防、立体感のあるワッフル柄の文字盤等々・・・
ディテールにおいても、このBASECAMP CALI VINTAGEには、こだわりがふんだんに詰め込まれています。
さらに、リューズはねじ込み式で、生活強化防水(100m)でもあることから、あまり水気を意識する必要もなく普段使いに適しています。
さらに、BASECAMP CALI VINTAGEの詳細を知りたい方は、引き続きUNDONEの公式サイトをチェックしてみましょう。
ベースキャンプ(BASECAMP)には他にも複数のバリエーションがありますし、UNDONEにはそれ以外にも魅力的なモデルがたくさんあります。