
ジン(SINN)の時計のオーバーホールを正規のサービスセンターに依頼した場合、料金は最も安価な3針クォーツモデルで28,600円~です。
ただ、ジンの正規のオーバーホールには、いわゆる「並行差別」が存在するので、並行輸入品には上記の金額は当て嵌まりません。
あわせて、特にジンの並行輸入品をお持ちの方に向けて、おすすめの時計修理専門店もご紹介します。
⇒ オーバーホールで失敗しないために【全国対応】おすすめの時計修理店6選
この記事の目次
ジン(SINN)のオーバーホールには並行差別がある
ジンの国内正規品には、国内正規代理店が発行した正規の国内保証書が付属しています。
ジンの正規のサービスセンターにオーバーホールを依頼する際は、この国内保証書を提示することで優待価格でサービスが受けられます。
国内保証書を忘れたり、紛失したり、あるいは元々国内保証書が付属していない並行輸入品でもオーバーホールを依頼できます。
ただ、上記に該当する場合、料金は標準価格が適用されます。
標準価格と優待価格とでは、一律で2倍もの価格差があります。
ジン(SINN)の正規のオーバーホール料金
モデル | 機能 | 標準価格 | 国内正規品価格 | |
---|---|---|---|---|
機械式 | 3針 | スタンダード | 59,400円 | 29,700円 |
GMT、レギュレーター | 68,200円 | 34,100円 | ||
クロノグラフ | スタンダード | 94,600円 | 47,300円 | |
GMT、トリプルカレンダー フライバック |
103,400円 | 51,700円 | ||
パワーリザーブ スプリットセコンド 60分センターカウンター |
118,800円 | 59,400円 | ||
レマニア社製ムーブ | 132,000円 | 66,000円 | ||
クォーツ | 3針 | 57,200円 | 28,600円 | |
クロノグラフ | 83,600円 | 41,800円 | ||
特殊 | ハイドロ | OH(電池交換、ハイドロ充填、防水テスト含む) | 90,200円 | 45,100円 |
出典:ジン修理料金表|ドイツ製腕時計 Sinn(ジン)公式サイト https://sinn-japan.jp/after_service_tariff.html
オーバーホールの際に別途修理が必要と判断された場合、上記料金に部品代金等が加算されることがあります。
オーバーホールで必要に応じて交換される外装部品には、オーバーホール特別価格(割引)が適用されます(但し、ベルト類は適用外)。
正規のオーバーホールには、修理完了日から2年間の修理保証が設けられています。
修理後に与えられる修理保証書は、次回のオーバーホール基本料金10%OFFクーポンとして利用できます(クーポンには有効期限があります)。
それら詳細については、ジンの公式サイトをチェックしてみましょう。
ジン(SINN)のオーバーホールを正規のサービスセンターに依頼する方法
正規のオーバーホールの受付窓口は、購入店舗または全国のジンの正規販売店です。
最寄りのジンの正規販売店は、こちらから検索できます。
店舗によっては、そこで購入した時計しか受け付けていない場合があります。
取次手数料や往復送料がかかる場合もあるので、時計を持ち込む前に電話などで確認したほうが安心です。
正規の国内保証書があれば、時計と一緒に持ち込むようにしましょう。国内保証書を提示することで、オーバーホールが優待価格で受けられます。
国内保証書以外の付属品(箱や取扱説明書など)は、持ち込んでも破損や紛失に繋がるリスクしかないので、オーバーホールを依頼する際には一切必要ありません。
尚、ロレックス、オメガ、ブライトリング等には、直接サービスセンターに郵送宅配でオーバーホールを依頼できる「ピックアップサービス」がありますが、ジンにはそういったシステムは用意されていません。
ジン(SINN)のオーバーホールを街の時計修理店に依頼するなら
街の修理店にジンのオーバーホールを依頼した場合は、当然ながら国内正規品と並行輸入品とで料金に差が付くことはありません。
多くの場合、正規のサービスセンターよりも修理店に依頼したほうが料金が安く、納期も早いのが一般的です。
修理店のジンのオーバーホール基本料金(相場)
時計の種類 | オーバーホールのみ |
---|---|
クォーツ | 19,000円 |
クォーツクロノグラフ | 30,000円 |
自動巻き | 25,000円 |
クロノグラフ | 36,000円 |
修理店では研磨(新品仕上げ)は、オプションサービスになっていることが殆どです。
オーバーホールと研磨をセットで依頼する場合は、上記の金額にプラス1万円~1万5千円くらいを想定しておくと良いでしょう。
尚、通常ドライカプセルの交換やプロテクトガスの注入は、修理店では対応しておらず、メーカーでの修理となります。
また、UXシリーズに使用されているハイドロシステムはジンだけが持つ技術で、修理を行うのにも非常に高いスキルと知識を必要とします。
国内の正規のサービスセンターはおろか、ドイツのジン本社でも修理ができるのは一部の技術者に限られています。
そのため、UXシリーズの修理は電池交換も含め、全てドイツにて行われます。ドイツ送りなので、修理には当然それ相応の時間がかかります。
ジンのオーバーホールでおすすめの修理店
次にご紹介する2社は、いずれもジンのオーバーホールをリーズナブルな料金で提供している時計修理専門店です。
遠方からは(全国どこからでも)宅配による修理依頼が可能で、問い合わせや見積依頼には無料で対応しています。
ウォッチカンパニー(WATCH COMPANY)
業態 | 時計修理専門店 |
---|---|
オーバーホール納期 | 約2週間 |
オーバーホール後の保証期間 | 1年(アンティークは6ヶ月) |
決済方法 | 現金/銀行振込/クレジットカード |
時計の種類 | オーバーホールのみ | オーバーホール+新品仕上げ |
---|---|---|
クォーツ | 20,000円 | 30,000円 |
クォーツクロノグラフ | 28,000円 | 38,000円 |
自動巻き | 20,000円 | 30,000円 |
クロノグラフ | 30,000円 | 40,000円 |
- 修理実績が豊富(年間25,000本以上)
- オーバーホールの納期が早い(見積連絡は原則3営業日以内、修理期間は最短で2週間)
- 時計専門雑誌「パワーウォッチ」でもお馴染みの有名店
シエン(CIEN)
業態 | 時計修理専門店 |
---|---|
オーバーホール納期 | 約3週間 |
オーバーホール後の保証期間 | 1年(アンティークは6ヶ月) |
決済方法 | 現金/銀行振込/クレジットカード |
時計の種類 | オーバーホールのみ | オーバーホール+新品仕上げ |
---|---|---|
クォーツ | 17,600円 | 25,300円 |
クォーツクロノグラフ | 30,800円 | 38,500円 |
自動巻き | 25,300円 | 33,000円 |
クロノグラフ | 37,400円 | 45,100円 |
- 自社で修理を行うため、オーバーホールの納期も問い合わせに対する回答も早い
- 1級時計修理技能士や元有名メーカー技術者など、経験豊富な職人が修理を担当
- 新品仕上げのプライスとクオリティーは、全国でもトップクラス
「ジン特殊時計会社」という社名が示す通り、ジンの時計には特殊な技術や部品を使用したモデルが多くあります。
そのため、正規のサービスセンター(またはドイツのジン本社)でしか対応できない修理も少なくありません。
逆に古い時計などは正規のサービスセンターでの修理を断られ、修理店に相談するしかないといったケースもあるかもしれません。
どちらがいいかわからない時は、信頼できそうな修理店にまずは相談するのがおすすめです。
安心して任せられる修理店をお探しであれば、クラフトワーカーズの「まとめて見積もり」が便利でおすすめです。
まとめて見積もりは時計を送ったり、住所や電話番号を入力したりする必要がありません。
複数の修理店の職人に一括で見積もりを依頼でき、料金や納期の違いを簡単に比較できます。
さらに、クラフトワーカーズには、次の6つの特徴があります。
- 担当する職人を選べる
- メーカーやデパートよりも料金が安い
- 最短で3週間と納期が早い
- 時計修理技能士1級など、全ての職人が資格を持っている
- 修理後1年間の保証が付くので安心
- 見積もり・送料が無料
職人は全員、時計修理資格の保有者です。つまり、一定の技術以上を持ち合わせた職人だけが在籍しています。
未熟な技術者が修理やオーバーホールを行うことはありません。
メーカーよりも安い料金で優秀な職人によるメンテナンスが受けられ、修理後は1年間の保証が付きます。
職人を選ぶことができる仕組みは、時計修理業界ではクラフトワーカーズが初めてです。
不安や疑問に思うことがあれば、実際にメンテナンスを行う職人に直接聞くことができます。
職人とダイレクトにやり取りするため、事前に気になることは解決した上で、安心してメンテナンスを依頼できます。
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